2015年10月25日、中國江蘇網(wǎng)によると、國連教育科學(xué)文化機関（ユネスコ）の世界遺産に登録されている故宮（中國北京市）の慈寧宮入り口で、ある観光客が子どもに用を足させた問題が物議を醸している。

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発端となったのは22日にネットに投稿された、ある寫真。1人の女性が「慈寧宮花園」と書かれた案內(nèi)板の近くで子どもに用足しさせる様子が撮影されており、投稿主が「近くにトイレはなかったのか？子どもにこういう教育をするのか？」というコメントとともに寫真を掲載したところ、多くのネットユーザーから批判の聲が寄せられた。

この一方で、「子どもがトイレを我慢するのは困難。（トイレの）順番を待てなかっただけなのでは？」とのコメントや「故宮には大勢の観光客が訪れる。トイレの數(shù)が足りないのではないだろうか？」といった設(shè)備の不十分さを指摘する意見も上がっている。

故宮ではこれまでも同様の光景が目撃されており、係員の1人はトイレ不足を指摘する聲に対して今月の國慶節(jié)（建國記念日）連休に女性用トイレの數(shù)を増やして対応したことを説明。今回の観光客の行為については「當(dāng)日は天気が悪かったから観光客の數(shù)は比較的少なく、トイレの順番を長時間待つという狀況は起きていないはずだ」と話している。また、「故宮を訪れる観光客のマナーは人それぞれ」とし、この女性の行為が故宮の「ブラックリスト制度」に該當(dāng)する可能性があるとも指摘。このリストにはすでに2500人の名前があり、2、3年にわたって入場が禁止されるという。（翻訳?編集/野谷）