黒龍江省寧安市で、「舊日本軍遺棄化學(xué)兵器」の回収作業(yè)が開始

2006年7月5日、黒龍江省寧安市（こくりゅうこうしょう　れいあんし）で発見された「舊日本軍遺棄化學(xué)兵器」の回収作業(yè)が開始された。今回、回収されるのは、市內(nèi)にあるリサイクル會(huì)社の敷地內(nèi)に埋められている複數(shù)の砲弾。これらは、同社の社員によりいったん掘り出されたものの、獨(dú)自に処理することは難しいと判斷、再度埋め戻されて専門家による回収を待つこととなった?；瘜W(xué)兵器発見の報(bào)告を受けて中國政府では、調(diào)査団の派遣を日本政府へ要請(qǐng)、6月30日から日中の専門家による鑑定が行われた。その結(jié)果、地中に埋められている砲弾が舊日本軍のもので、複數(shù)の化學(xué)弾を含むことが確認(rèn)された。専門家たちは、回収時(shí)の爆発や化學(xué)物質(zhì)による汚染に備えるため、必要な設(shè)備等を整え、5日に作業(yè)開始となったのである。

【その他の寫真】

舊日本軍の遺棄化學(xué)兵器の処理については、1999年、中國遺棄化學(xué)兵器処理に関して覚書が交わされ、中國國內(nèi)の遺棄化學(xué)兵器の調(diào)査、処理等に協(xié)力することを確認(rèn)している。2004年以降は、日本政府が現(xiàn)地政府の要望に応じて回収資金をはじめ、回収作業(yè)の専門家および専門技術(shù)、必要な設(shè)備等を提供し、中國政府指導(dǎo)の下、実際の回収作業(yè)が実施されるようになった。中國外交部日本化學(xué)兵器問題弁公室の劉毅仁（リュウギニン）主任は、「すでに中國國內(nèi)14省の58ヵ所で、舊日本軍の化學(xué)兵器が発見され、その內(nèi)、吉林省敦化市（きつりんしょう　とんかし）のハルバリンでは、これまでで最大規(guī)模の遺棄量があった。また、日中の専門家の予測(cè)では、まだ約40萬発もの化學(xué)兵器が中國の大地には埋められているという」と話している。最近の調(diào)査では、今回の寧安市のほか、2006年7月1日に黒竜江省綏化市望奎県（こくりゅうこうしょう　すいかし　ぼうくいけん）で、600數(shù)発の化學(xué)砲弾が発見され、中國の専門家によって舊日本軍のものと確認(rèn)されている。