地球溫暖化は危機的!火力?原子力発電を止め再生可能エネルギー利用へ全面転換を=中國や米大企業(yè)、「太陽光?風(fēng)力」に巨額投資―獨専門家が警告

八牧浩行    2015年11月5日(木) 7時47分

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エネルギー?ウオッチ?グループのハンスヨゼフ?フェル會長(寫真中央)が講演。溫暖化阻止の唯一の方法は「地球を冷やすこと」であり、火力発電や原発をやめ、再生可能エネルギーに転換することが不可欠であると強く訴えた。

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獨シンクタンク、エネルギー?ウオッチ?グループのハンスヨゼフ?フェル會長が日本記者クラブで講演した。 「地球溫暖化は異常気象をもたらし、洪水、嵐、干ばつ、森林火災(zāi)、海面上昇などに見舞われている」と指摘。溫暖化阻止の唯一の方法は「地球を冷やすこと」であり、火力発電や原発を止め、再生可能エネルギーに転換することが不可欠であると強く訴えた。同會長は獨「緑の黨」の連邦議員(1998年?2013年)を務(wù)め、2000年に採択された「再生可能エネルギー法案」の起草者でもある。発言要旨は次の通り。

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世界のCO2排出量は1965年からの50年間で約2.5倍にも増えた。地球溫暖化を引き起し、異常気象をもたらした。その結(jié)果、洪水、嵐、干ばつ、森林火災(zāi)、海面上昇などに見舞われている。2012年10月に米國を襲ったハリケーン「サンディ」による被害だけでも1000億ドル(約12兆円)にも達(dá)する。

溫暖化阻止の唯一の方法は「地球を冷やすこと」であり、防止は可能だ。そのためには(1)溫室効果ガスの排出を止めること(単なる削減ではダメ)、(2)ゼロエミッション技術(shù)の普及(100%再生可能エネルギーにする)、(3)ウラン抽出時に大きなエネルギーと溫室効果ガスを必要とする原子力や化石燃料の活用をストップする、(4)化學(xué)?工業(yè)型の農(nóng)業(yè)をやめる―ことが不可欠である。

ドイツは、風(fēng)力、太陽光など再生可能型エネルギーへの転換政策により1990年比でCO2を約25%削減した。原発の存在感は失われ、グラ―フェンラインフェルト原発は15年6月に稼働が停止された。これに対し、土地設(shè)置型太陽光発電、バイオガス利用農(nóng)地、風(fēng)力発電機の存在感が高まっている。

地球が現(xiàn)在直面する、溫暖化、放射能?環(huán)境汚染、石油を巡る戦爭、貧困、難民、経済危機などの課題は、いずれも化石燃料と原子力によるエネルギーと資源に係わるものだ。再生可能エネルギーと再生可能資源は問題解決へ決定的な貢獻(xiàn)を果たすだろう。

逆に再生エネルギー買い取り価格の引き下げや火力発電所や原発への政府補助金は溫暖化防止と資源保護(hù)に逆行する。再生可能エネルギーは原発や火力発電に比べ実際は発電コストが安い。ドイツの実態(tài)をみると、再生可能エネルギーの方が、電力の安定供給に寄與している。

世界のトレンドは明らかに再生可能エネルギーであり、その割合は急速に拡大している。中國のエネルギー整備狀況をみると、新規(guī)投資の約3分の1が再生可能エネルギーとなっている。米國ではアップル(投資額8億5000萬ドル)とグーグル(カリフォルニアに巨大太陽光発電所建設(shè))が再生可能エネルギービジネスに參入した。100%再生可能エネルギーでモンゴル、中國、韓國、日本を結(jié)ぶ「アジア?スーパーグリッド構(gòu)想」も計畫されている。

今年12月にパリで第21回國連気候変動?xùn)樈M條約締約國會議(COP21)が開催される。拘束力のある國際協(xié)定が締結(jié)され、溫暖化防止に向けて突破口が開かれると期待している。參加各國が合意すれば、京都議定書が締結(jié)された1997年のCOP3以來ということになる。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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