2016年1月17日、米華字メディア?多維新聞によると、中國の対外援助は比較的長い歴史を持つが、その最大の援助対象は北朝鮮ではないという。

【その他の寫真】

中國が対外援助を行うようになったのは、1949年の建國から1年もたたない時期からで、貧しい中でのスタートだった。中國外交部の記録によると、76年までの間に経済的に援助した國は110カ國?地域に上るが、その中でも特に援助を積極的に行ったのが北朝鮮とベトナム、アルバニアの3カ國だ。

50年に起きた朝鮮戦爭では、中國は100萬人余りもの義勇兵を送り込み、多額の戦費(fèi)を投じた。51年の総財政収入は69億5000萬元だったが、軍事費(fèi)は33億4000萬元に上り、朝鮮戦爭の費(fèi)用は50年の財政収入に相當(dāng)する額だった。53年には金日成（キム?イルソン）主席が中國を訪問し、経済文化合作協(xié)定を締結(jié)した。中國は北朝鮮の債務(wù)を免除。多額の無償経済援助も行い、60年余りたった現(xiàn)在も北朝鮮への援助を続けている。

しかし、最大の援助対象は北朝鮮ではない。ベトナムへの援助は期間も規(guī)模も最大で、78年までに中國が援助した総額200億ドルを超える軍事物資と6億3500萬ドルの資金は大半が無條件かつ無償だった。當(dāng)時、中國も食糧難だったが、多くの食糧をベトナムに提供した。62年から兵器の提供が始まり、72年ごろからはさらなる無償による兵器提供が優(yōu)先的に行われ、中國の軍事力?経済力を超えるほどの支援を行った。

アルバニアへの支援は54年から始まった。その他にも中國は多くの発展途上國に援助を行い、アフリカではスポーツ施設(shè)を無償で20カ所余り建設(shè)。國際オリンピック委員會（IOC）サマランチ元會長は「中國の最も良いスポーツ施設(shè)が見たければ、アフリカへ行くことだ」と話していた。（翻訳?編集/岡田）