<日本人が知らない韓國>おばあさんが地下鉄の階段でおもむろに…韓國人の「距離感」

Record China    2015年11月15日(日) 7時50分

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同じアジアの文化圏に位置し、共通した部分が多くある日韓だが、人間関係に感じる「距離感」には違いがある。寫真はソウルの地下鉄。

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韓國の街並みを歩いていると、あちこちからにぎやかな聲が聞こえて來る。友達同士の會話、おばちゃんの笑い聲、露天商の売り聲。また、知らない者同士でも普通に會話が進む。特におばちゃんは人懐こくて開放的だ。スーパーマーケットの食品売り場で果物を選んでいると、知らないおばさんに「おいしそうだから、これにしときなさい」と言われ、手渡されたこともある。また、衣料品売り場では知らない者同士で「どちらが似合う?」「あなたにはこちらの方が似合うわ」とやりとりする姿もよく見られる。

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韓國では思ったことをストレートに表現(xiàn)するのが一般的で、「良い」「悪い」「嫌い」「好き」の表現(xiàn)も日本に比べて直接會話に出てくることがよくある。慣れない日本人には少しきつく感じられかもしれないが、韓國では普通なのだ。また、知らない者同士でも普通に會話が進む。どうも韓國は日本に比べて「人との距離」が近いようだ。

先日、地下鉄の階段を上っていると、小さな観葉植物を持ったおばさんが下りてきた。その時、橫を通り過ぎようとしていたおばあさんがその観葉植物を気に入ったようで、おばさんを呼び止め、「きれいだね」「どこで買ったの?」「いくらだった?」と突然話しかけ始めた。おばあさんと初対面のはずのおばさんも、ごく普通に「4000ウォン(約440円)だった」と答えると、それを聞いたおばあさんは背負っていたリュックからおもむろに財布を出し、そこから5000ウォン(約550円)を取り出すと、「私にそれを売ってくれない?」と交渉が始まった。結(jié)局おばさんは観葉植物を売らずに持ち帰り、商談は不成立に終わったが、このような光景が普段の生活に溶け込んでいる。

また、韓國では人同士の物理的な距離も近いようだ。歩いている時の前後の人の間隔は日本よりも確実に近いと感じる。そんなこともあって、時々靴を踏んだり、踏まれたりするが、あまり謝ったりすることはない。お互いさまといったところだろうか。しかし最近、若者からは「すいません」という言葉を聞くことが多くなってきた。粗削りでストレートな韓國人像から、ソフトで物靜かな韓國人像へ変化してきているようだ。それとともに「人との距離」も少しずつ離れて行っているように感じる。

■筆者プロフィール:水田尊久

兵庫県出身。2000年に訪韓し、現(xiàn)地企業(yè)で勤務(wù)した後、2013年に獨立。日韓企業(yè)協(xié)業(yè)支援、韓國進出支援、市場調(diào)査など、韓國を中心に活動している。

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