2015年11月24日、澎湃新聞によると、23日に米ニューヨークの地下鉄にナチス?ドイツと日本帝國(guó)主義を連想させる広告が登場(chǎng)し、物議を醸している。

報(bào)道によると、ニューヨーク地下鉄の座席部分に、ナチス?ドイツの國(guó)章と旭日旗を模したデザインが施された。元のナチス?ドイツの國(guó)章のハーケンクロイツの部分を十字に変え、それを現(xiàn)在の米國(guó)國(guó)旗の左上の青い部分に配している。旭日旗は中央やや左上に赤い丸があり、そこから青い線が放射狀に広がっている。この広告は、米アマゾンが制作するドラマ「The Man In The High Castle」をPRするもの。同作は、フィリップ?K?ディックの小説「高い城の男」をドラマ化したもので、もし第2次世界大戦で樞軸國(guó)が勝利し、米國(guó)がナチス?ドイツと大日本帝國(guó)に分割統(tǒng)治されていたら、という設(shè)定で描かれている。

この広告が23日朝に登場(chǎng)すると、市民らから批判が集まり、ツイッター上でも物議を醸した。ニューヨーク市都市交通局（MTA）は今年4月、米國(guó)の関連法に基づいて地下鉄內(nèi)に政治性の強(qiáng)い広告を掲載することを禁止する規(guī)定を設(shè)けているが、MTA側(cè)はこの規(guī)定に違反してはいないという判斷だった。

反ユダヤ主義を監(jiān)督するNGO「アンチ?ディファメーション?リーグ（ADL）」は、「我々が懸念しているのは、ナチス?ドイツの國(guó)章が米國(guó)國(guó)旗の上にあるのに、何の説明もないこと。見た人に嫌悪と反感を抱かせる」としている。また、現(xiàn)地の人からは、MTAが下著の広告の掲載を認(rèn)めなかったことを引き合いに、「下著はダメなのに、ナチス?ドイツと日本帝國(guó)主義の象徴はいいのか？」といった聲が上がっている。

この話題は中國(guó)のネットユーザーも注目しており、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）には、「たとえばイスラム國(guó)（IS）のゲームが発売されたとしたら、米國(guó)じゅうにISの旗を掲げてもいいってことなのか」「こんな広告、クレーム出ない方がおかしいでしょ」「ナチスはだめだよな」「米國(guó)は心が広い。ドイツなら絶対無(wú)理だろう」「結(jié)果的に宣伝の目的は達(dá)成したな」といったコメントが寄せられている。（翻訳?編集/北田）