2015年11月30日、米紙ウォール?ストリート?ジャーナルは、中國(guó)人の海外旅行ブームは徐々に冷めていくと伝えた。2日付で參考消息網(wǎng)が報(bào)じている。

最新のデータによると、中國(guó)人観光客の海外での消費(fèi)額は9月の250億ドル（約3兆円）から、10月は190億ドル（約2兆3000億円）へと減少した。前年同月の160億ドル（約1兆9000億円）を上回りはしたものの、年間ベースの増加率では、上半期の60％からすでに20％前後へと落ち込んでいる。

中國(guó)の大型連休がある10月は、8月の株式市場(chǎng)の暴落の影響を初めて受けた月とも言えるが、ほとんどの旅行が事前に予約されたものだったため、不確定要素による影響は持ちこされている。スイス銀行の調(diào)査では、中流層以上の來(lái)年の海外旅行計(jì)畫(huà)も減少傾向にある。今年の海外旅行の増加率は15％前後となり、ここ數(shù)年の平均18％を下回るとみられている。

購(gòu)買(mǎi)力と中國(guó)人の旅行先には大きな関係がある。関稅などの理由から、中國(guó)國(guó)內(nèi)ではブランド物のバッグや化粧品、腕時(shí)計(jì)などは非常に高い。旅行先として通貨安の日本やユーロ圏が米國(guó)や香港よりも選ばれた理由はそこだ。一方で、最近は元安も進(jìn)んでいる。記事は、人民元の下落によって中國(guó)人の海外旅行への欲求が完全に失われることはないが、現(xiàn)在のようなブームは中國(guó)経済と同じようにいつかは衰えると指摘している。（翻訳?編集/北田）