2015年12月7日、中國紙?環(huán)球時報は、臺灣が南シナ海での領(lǐng)有権を主張する地図を作製したと報じた。

6日付の臺灣紙?聯(lián)合報によると、臺灣內(nèi)政部は、1947年に中華民國が唱えた南シナ海の境界線「十一段線」內(nèi)にある島々を4年がかりで測量し、220余りの島や環(huán)礁の位置を示した地図を完成させたと明らかにした。

地図では、臺灣および中國南部の海南島からボルネオ島北岸近くまでを輪を描くように延びる11本の破線が示され、臺灣の馬英九（マー?インジウ）総統(tǒng)が今月12日に訪問を予定している太平島や中洲礁、東沙諸島などの臺灣が実効支配する島々のほか、中國が実効支配する中沙諸島の黃巖島（英語名スカボロー礁）などの位置が記されている。中國が主張する「九段線」はこの十一段線を引き継いだものだ。

聯(lián)合報は、地図作製について「領(lǐng)有権を主張する意味合いが濃厚だ」とした上で、「周辺國との間に緊張を招きかねず、その意図は両岸（中國と臺灣）が南シナ海を共同で掌握することにあるとの推測も出ている」と報じた。

この話題について、中國のネット上には「両岸が手を攜えて南シナ海の領(lǐng)有権を主張するのは歓迎だ」「中華民族は大同団結(jié)すべき」「中華の希望は臺灣にあり」「臺灣のものはいずれ中國のものになる」「習(xí)馬會（中國の習(xí)近平國家主席と臺灣の馬総統(tǒng)による11月の會談）の重要な成果だ」などの聲が寄せられている。（翻訳?編集/柳川）