2015年12月8日、法制晩報(bào)は中國(guó)北京市の大気汚染に「赤色警報(bào)」が発令されたことを受け「市民の間から、『ふに落ちない點(diǎn)がある』とのコメントがネット上に寄せられている」と指摘、これに対する北京環(huán)境當(dāng)局関係者の説明を掲載した。

北京市は7日午後6時(shí)（現(xiàn)地時(shí)間）、深刻な大気汚染が発生すると予測(cè)した際に発令する警報(bào)をそれまでの「オレンジ警報(bào)」から最高レベルの「赤色警報(bào)」に引き上げた。これに合わせた対応措置が取られる期間は8日午前7時(shí)から10日正午まで。北京で「赤色警報(bào)」が発令されるのは今回が初めてだ。

記事によると、市民の間から上がった疑問(wèn)とは（1）赤色警報(bào)は重度の大気汚染が72時(shí)間以上続くと予測(cè)された際に発令されるもの。今回は発令から措置の解除まで合わせて66時(shí)間しかない（2）赤色警報(bào)は24時(shí)間前に発令されるものだが、今回は13時(shí)間前だった（3）11月下旬に5日間にわたる大気汚染が発生した。この時(shí)に赤色警報(bào)を出さなかったのはなぜか――というもので、環(huán)境當(dāng)局は以下のように回答している。

今回は突然の赤色警報(bào)発令ではなく、7日午前0時(shí)からのオレンジ警報(bào)を引き上げたもの。汚染レベルの変化や最新の予報(bào)に基づき、警報(bào)レベルはその都度調(diào)整する。當(dāng)初は汚染狀況が9日夜に改善すると予測(cè)していたが、7日午後の最新データでこれが10日午後にずれ込むと考えた。7日午前0時(shí)から計(jì)算すると計(jì)84時(shí)間となる。また、オレンジ警報(bào)の発令は対応措置開始の31時(shí)間前となる5日午後5時(shí)だ。

11月末の大気汚染は、2015年で最悪レベルといえるものだった。27日からの重度汚染は今月1日まで続いたが、途中で一時(shí)改善すると予測(cè)された。このため、72時(shí)間以上の持続とはならず、赤色警報(bào)の発令要件を満たしていなかった。（翻訳?編集/野谷）