2015年12月16日、重慶晩報(bào)によると、旅行中にトイレで転倒して負(fù)傷した女性が、旅行會(huì)社を訴えた裁判で、裁判所は女性の訴えを退けた。

2014年7月、重慶市に住む43歳の女性は上海、南京、杭州など5都市をめぐるツアーに參加した。その中で、上海で遊覧船に乗るというオプションツアーがあったが、雨が降っていたことから女性とその娘は參加せず。同行したガイドは、參加しないツアー客はバスの中で休んでいるよう指示し、遊覧船に乗った。

その後、女性は用を足しに近くの公衆(zhòng)トイレに入ったが、その際、地面が濡れていたため滑って転倒し足を骨折した。女性はガイドに連絡(luò)して、すぐに病院に連れていってほしいと要求したが、ガイドはほかの乗客とともに船上にいるため無(wú)理だと返答。結(jié)局、女性はほかのツアー客に付き添ってもらって病院へ向かった。

女性は、「旅行會(huì)社がツアー客に起こりうる財(cái)産や身體的危険について、行うべき説明や警告を行わず、予防措置も取らなかったことで負(fù)傷した」「負(fù)傷後も旅行會(huì)社は救護(hù)義務(wù)を怠った」などとして、損害賠償の支払いを求めて訴えた。

これに対して裁判所は、「女性が休憩時(shí)間にトイレに行って足を滑らせて負(fù)傷するというリスクは、旅行のプログラムの中に存在するリスクに該當(dāng)しないことは明らか。旅行會(huì)社に対して、トイレに行く際の行動(dòng)について注意を促せというのは行き過(guò)ぎた要求である」とし、「旅行會(huì)社はトイレの管理者でもなく、ツアー客への安全保障の義務(wù)は無(wú)條件、無(wú)制限にあるものではない」として、女性の訴えを退けた。（翻訳?編集/北田）