敦煌の生態(tài)環(huán)境?文化遺産保護(hù)に300億円を投資へ―甘粛省敦煌市

2007年11月1日、中新社によれば、人口、耕地規(guī)模が拡大しつづけ、地下水を汲み上げすぎた結(jié)果、“中國(guó)砂漠のオアシス”であった敦煌市は近年、オアシス面積が急激に縮小しており、土壌の砂漠化が激しくなっている。こうした狀況の中、甘粛省では、2010年までの4年間で19億3300萬(wàn)元（約300億円）の投資を行い、敦煌の生態(tài)悪化をくい止める第一歩としようとしている。

【その他の寫真】

敦煌は甘粛省河西回廊の最西端に位置しており、代表的なオアシス灌漑農(nóng)業(yè)地區(qū)である。四季を通じて作物が実り、砂漠の奇観の神秘的な裝いやゴビ砂漠の絶景のほか、莫高窟を代表とする敦煌文化が世界に名高い。

ところが、特殊な地理的條件や非合理的な生産體制などが原因となり、敦煌の生態(tài)が悪化したことで、黃砂の嵐、頻発する乾熱風(fēng)、大幅に縮小するオアシス、土壌流出、湖や沼の減少が進(jìn)み、植物が急激に減ってきている。データによれば、敦煌盆地の水位は毎年0．24メートルの速さで下がっており、名高い莫高窟と月牙泉は消滅の危機(jī)にさらされているという。

こうした狀況は中國(guó)社會(huì)各界の関心を集め、溫家寶総理は複數(shù)の指示を行っている。甘粛省政府は対策部署を設(shè)置し、先日公布された「敦煌の生態(tài)環(huán)境と文化遺産保護(hù)の短期事業(yè)法案」に基づき、2007-10年に甘粛省は19億3300萬(wàn)元を投じて20個(gè)項(xiàng)目のプロジェクトを?qū)g施し、20年までには敦煌の生態(tài)環(huán)境回復(fù)を目指すとしている。(翻訳?編集/岡田)