2015年12月29日、深刻なスモッグ被害が発生している中國で空気清浄機(jī)が販売を伸ばしているが、まさにピンからキリまでという価格差に性能差は伴うのか?！?9％除去」といううたい文句は本當(dāng)なのか。市民の間に疑問や混亂が生じている。北京晨報(bào)が伝えた。

家電量販店で販売されている空気清浄機(jī)はさまざまなメーカーから発売されているが、知名度の高い製品ほど売り切れになりやすい。価格は數(shù)百元（數(shù)千円）ほどから1萬元（約19萬円）を超えるものまであり、それぞれ特徴的な機(jī)能や技術(shù)を売り文句にしている。

多くの製品は「ホルムアルデヒドやPM2．5を99％除去」とうたっているが、測(cè)定條件を明記していない製品や目につきにくい場(chǎng)所に記載している製品もある。一方では「80年の歴史を持つ」としながら、一方では「1986年創(chuàng)業(yè)」とするまったくでたらめなメーカーまであり、7月にはフィリップスの製品が「釣魚臺(tái)國賓館（迎賓館）で採用」という広告を使って裁判沙汰になっている。

検査機(jī)関が市場(chǎng)の製品を調(diào)査したところ、価格の高い製品は相応の性能を発揮したものの、価格が高ければ高いほど清浄能力や耐久性も高くなるというわけではないことが明らかになった。また、「99％除去」というのはあくまで実験の結(jié)果であり、中には清浄機(jī)能が著しく劣っていたり、ホルムアルデヒドの吸著はわずか1?2日で飽和してしまう製品もあったりするなど、市場(chǎng)の混亂、消費(fèi)者の不利益を招きやすい狀況になっている。

中國では9月に空気清浄機(jī)に関する新たな國家標(biāo)準(zhǔn)（GB）が策定され、16年3月から正式に実施されることになっており、製品のCADR値（クリーンエア供給率）やCCM値（累積浄化能力）、エネルギー効率、騒音基準(zhǔn)などの指標(biāo)を明確にしなければならなくなる。（翻訳?編集/岡田）