人間嫌い？の金絲猴が食糧援助を受け入れ！もう冬も恐くない！―湖北省神農(nóng)架

西遊記の孫悟空のモデルとされ、日本でも人気の高い金絲猴。その愛(ài)嬌のある風(fēng)貌とは裏腹に人間への警戒心が強(qiáng)いとされるが、2007年11月までに、湖北省神農(nóng)架國(guó)家自然保護(hù)區(qū)で、金絲猴に人が與えた食料を食べさせることに成功した。

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國(guó)際自然保護(hù)連合の絶滅危懼種にも指定されている金絲猴は、木の芽や葉、果物が主食だが、これらが手に入らなくなる冬には樹(shù)皮やこけを食べてしのいでいる。人の與えたエサは受け付けず、食料不足から餓死するケースも少なくないという。

神農(nóng)架の研究グループは、金絲猴保護(hù)のため食料を與えることを試みてきた。彼らの主食である木の葉にリンゴを隠すなど試行錯(cuò)誤を繰り返したが、警戒され食べなかった。しかし、5か月間にわたる粘り強(qiáng)い接觸の末、ついに1頭の金絲猴がリンゴを食べた。その後は他の金絲猴も爭(zhēng)うようにリンゴを食べるようになり、人間にもなつくようになったという。「これで冬場(chǎng)を餓死することなく無(wú)事に越せる」と同グループは胸をなでおろした。

現(xiàn)在、中國(guó)では特に「四川金絲猴」の絶滅が懸念されているが、今回の神農(nóng)架での成功事例が保護(hù)に生かされることが期待されている。（翻訳?編集/KT）