2016年1月5日、新京報(bào)は記事「周氏兄弟：庇護(hù)という“ビジネスの教科書”」を掲載した。

2015年に汚職で無期懲役の判決を受けた周永康（ジョウ?ヨンカン）。中國共産黨の最高指導(dǎo)陣の一人である中國政治局常務(wù)委員が経済犯罪で有罪判決を受けたのは史上初となる。関係者の裁判で周の不正蓄財(cái)の“システム”が明らかになりつつある。

不正蓄財(cái)のキーマンとなったのは周永康の息子である周濱（ジョウ?ビン）、おいの周鋒（ジョウ?フォン）という2人の親族だ。石油閥出身の周永康が國有企業(yè)に指示し、2人にさまざまな便宜を図っていた。

そうした汚職ビジネスの一つが油田、ガス田の開発だ。本來、開発権を民間企業(yè)に払い下げる場合には埋蔵量を明確にし妥當(dāng)な金額で取引する必要があるが、埋蔵量を調(diào)査しないまま安値で売卻している。6カ所の油田、ガス田で不正取引が行われ、7億6000萬元（約140億円）もの利益を上げていた。

さらに、カザフスタンでの油田開発でも不正が明らかになっている。中國石油集団の現(xiàn)地子會社がガスタービン発電機(jī)を購入する際、周濱が関與する中航世新から購入するよう圧力がかけられた。中國石油集団側(cè)は入札條件を変更してまで中航世新からの購入にこだわっていた。（翻訳?編集/