2015年12月17日、上海市発展改革委員會(市物価局)、上海市財政局、上海市環(huán)境保護(hù)局はこのほど、「上海市揮発性有機(jī)物排出料金徴収に関する実施弁法」（以下、「弁法」と略）を発表、大気汚染物質(zhì)である揮発性有機(jī)物（VOC）の排出料徴収の試行をスタートすることとなった。汚染物質(zhì)排出にかかる料金は、時期を3段階に分け、それぞれの基準(zhǔn)にもとづき徴収される。京華時報が伝えた。

上海市環(huán)境保護(hù)局の擔(dān)當(dāng)者は、「VOCは煙霧やPM2．5の生成源のひとつであり、大気中に排出されると、光化學(xué)反応によって、二次汚染物質(zhì)が生成される。今のところ、VOCは大気汚染源として最大の割合を占めている」と述べた。

上海VOC排出料徴収試行の対象となる業(yè)界は、石油化學(xué)工業(yè)、船舶製造業(yè)、包裝?印刷業(yè)、家具製造業(yè)、電子産業(yè)など12大類?71中小類に及び、上海における工業(yè)VOC重點排出産業(yè)をほぼカバーしている。

市環(huán)境保護(hù)局によると、VOC排出料は3段階に分け、段階的に管理コストレベルまで引き上げられるという。第一段階は2015年10月1日スタート、1キログラムあたり10元（約190円）、第二段階は2016年7月1日スタート、1キログラムあたり15元（約280円）、第三段階は2017年1月1日スタート、1キログラムあたり20元（約380円）。

また、同局は、「上海における工業(yè)VOC排出総量を2017年末までに50％以上削減できる見込みだ。汚染物質(zhì)排出料は、『収支のダブルライン（注：稅収入以外の収入に対する政府の管理方式）』を厳格に実行し、徴収された排出料は全額、國家の要求にもとづき國庫に納められ、財政一般公共予算管理に組み入れられ、國家関連規(guī)定にもとづき、主に上海市の環(huán)境汚染予防対策関連事業(yè)に運用される」と説明した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/武藤）