2015年12月22日、「2人っ子政策（2人目出産の全面解禁）」政策の施行により、多くの家庭に「2人目の子供を持つ」機(jī)會(huì)がもたらされた。特に、40歳を超えた中年カップルにとっては、もう一人子供を持つ「ラストチャンス」だ。北京市婦産病院および北京大學(xué)第三病院（北醫(yī)三院）生殖醫(yī)學(xué)センターによると、「2人目」を希望する多くの夫婦が、「試験管ベビー（體外受精）技術(shù)」を使って出産したいと、病院を訪れている。その中でも、45歳以上の「高齢」女性の増加が著しいという。だが、中國國內(nèi)の體外受精?妊娠出産の手続は極めて煩雑である上、男女の産み分けができないことから、數(shù)十萬元をはたいて、仲介機(jī)関を通じて米國やタイに赴き、體外受精に挑む中國人カップルもいる。北京青年報(bào)が伝えた。

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北京市婦産病院生殖センターの王樹玉（ワン?シューユー）センター長が診療を擔(dān)當(dāng)している患者の1人が、過去に3回、米國で體外受精治療を試みたが、結(jié)果はすべて失敗に終わったという。その際、性別診斷、移植、往復(fù)の航空券代金などで、1回につき20萬から30萬元（約375萬円?560萬円）かかった。これは全く常識を超える値段だ。タイで體外受精治療を受ける場合は、1回につき16萬8000元（約310萬円）と、米國に比べると安い。これには、航空券代金、ビザ取得料、食費(fèi)?宿泊費(fèi)、家政婦?通訳代、付き添い費(fèi)、醫(yī)療費(fèi)全額が含まれる。

北醫(yī)三院生殖醫(yī)學(xué)センターの李蓉（リー?ロン）センター長は、「大変殘念なことに、現(xiàn)在の體外受精技術(shù)による妊娠?出産の成功率は、まだ40％前後だ。高齢の患者や卵巣機(jī)能が落ちた患者の場合は、成功率はわずか10％から5％まで低下する」と指摘した。高齢の女性（特に42歳以上）や卵巣機(jī)能が低下した患者の場合、體外受精技術(shù)による妊娠?出産の成功率は5％にも屆かないようだ。卵巣機(jī)能が落ちた患者は、たとえ排卵誘発剤を投與しても、卵子の採取は極めて困難で、體外受精による治療の可能性は、殘念ながらほぼ皆無とみられる。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/武藤）