2015年の中國(guó)の出來(lái)事を振り返る「中國(guó)10大ニュース」。3本目は映畫(huà)ドラえもんの中國(guó)でのヒット。

5月28日、中國(guó)で映畫(huà)「STAND BY ME ドラえもん」が封切られた。日中関係の悪化などから、中國(guó)で上映される日本映畫(huà)としては3年ぶりの作品となったが、上映4日間の興行収入が2億3700萬(wàn)元（約47億5000萬(wàn)円）に上り、中國(guó)本土で上映された日本映畫(huà)の興行収入記録を更新する大ヒットとなった。なお、香港では2月に公開(kāi)され、舊正月時(shí)期の映畫(huà)で興行収入ランキング1位となっている。

中國(guó)メディア?武漢晩報(bào)は、中國(guó)でドラえもんが受け入れられた理由について、一人っ子世代の心情と合致したことを挙げる?！弗丧椁à猡螭说菆?chǎng)するキャラクターの多くは一人っ子。中國(guó)の一人っ子たちも、作中の登場(chǎng)人物と同じようにさまざまな問(wèn)題や悩みを抱えていたが、それを相談できる人が身の回りにいなかった。そこへ優(yōu)しくて可愛(ài)く、不思議な力を持ったドラえもんが現(xiàn)れた。ドラえもんはまさに、一人っ子世代の理想的な友人だった」としている。

また、9月3日は中國(guó)?北京で「抗日戦爭(zhēng)勝利70周年記念」の軍事パレードが行われた日であるが、この日は奇しくもドラえもんの誕生日。反日のコメントがあふれてもおかしくない狀況で、ネットユーザーからは、「ドラえもんが生まれるのはまだまだ先だけど、私たちと一緒に美しい過(guò)去を過(guò)ごしてくれた」「確かに3日は中國(guó)人にとって特別な日だけど、ドラえもんからはたくさんの力をもらった。だから誕生日を祝福するよ」「ドラえもんと抗日戦爭(zhēng)は別問(wèn)題。今の日本人が中國(guó)に與えている影響や漫畫(huà)、アニメについても語(yǔ)るべきだ」といった聲が寄せられ、改めてドラえもんの中國(guó)での人気を示すこととなった。（編集/北田）