深刻化する中國の大気汚染、中國SNSで日本と中國を比較した投稿=日本人は「乗り越える気ないみたいだ」の反応

Record China    2016年1月3日(日) 8時50分

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3日、中國の大気汚染が深刻化する中、中國のネット上にこのほど、「日本でもかつて世界を震撼させるスモッグが広がっていた」と題する文章が投稿された。これに日中両國のネットユーザーは、さまざまに反応している。寫真は北京市の大気汚染。

2016年1月3日、北京などでPM2.5による大気汚染が深刻化する一方の中國。中國のネット上に大気汚染を克服した日本の例が紹介されると、中國のネットユーザーは「賢い國は改善の機會を、愚かな國は解決しない理由を探し続ける」などと反応。日本のネットユーザーは「公害を乗り越える気がないみたい」などの聲を上げている。

中國のSNS微信(WeChat)上にこのほど、「日本でもかつて世界を震撼(しんかん)させるスモッグが広がっていた」と題する文章が投稿された。投稿主は1960?70年代に三重県四日市市のコンビナートから発生した四日市ぜんそくを例に、「工業(yè)化前期の日本では、現(xiàn)在の中國と同様に大気汚染が深刻だった」と指摘。

公害対策として、日本政府が「ばい煙規(guī)制法」「公害対策基本法」「大気汚染防止法」を定めるなどの法整備を進めたほか、「民間でも消費者が環(huán)境問題を重視し、企業(yè)が環(huán)境保護に力を入れるようになるという良好なサイクルが生まれた」などと説明し、「その後も、技術(shù)と制度の両面から、大気汚染対策を行ってきた。日本は數(shù)十年の努力で大気汚染に対抗する社會を形成してきた」などと記述している。

その上で、中國人に「政府が力を入れ、みんなが心を一つにすれば、青空と白い雲(yún)を手に入れられる日も遠くない。安全に生活したければ、聲を上げよう」と呼び掛けている。

これに対し、中國のネットユーザーからは「賢い國は改善の機會を探し続け、愚かな國は解決しない理由を探し続ける」「スモッグは現(xiàn)代化する際に必ず通る道。日本は數(shù)十年かけて処理した。GDPだけを比べていてはいけない」「先人が地雷を踏むのを見ていながら、あえてそれを踏みに行く。ばかじゃないのか」などの書き込みが多く集まった。

一方、日本のネットユーザーは「公害を乗り越える気がないみたいだ。公害と共存するのかね?」「なりふり構(gòu)わない経済成長だから行きつくところまで行くだろ。日本のように目が覚めることはない」「環(huán)境対策しない國からの輸入品には重い関稅をかけろ」「中國の安い製品は環(huán)境を犠牲にして成り立っている側(cè)面もあるよね」などとコメント。

さらに、経済効率優(yōu)先の體質(zhì)を問題視する「日本をはじめとする先進國と違って、中國などの発展は既に(公害を防ぐ)技術(shù)が存在している時代だし、その恩恵を受けている。それでもあの大気汚染だから問題なんだよ」「當時の日本や歐米の狀況と違って、今は環(huán)境技術(shù)がそろってるわけで、中國もやろうと思えば技術(shù)的にはできる。役人とか共産黨の幹部の腐敗が全てでしょ」などの意見も目立った。(編集/大隅)

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