2015年12月29日、「憧れの尾田先生から回答をもらえた！ONE PIECE（ワンピース）のCP9の故郷として、浙江省溫州の塔が登場している」――。溫州出身の呉冠昊（ウー?グアンハオ）さんがこのほど、百度（バイドゥ）のONE PIECE関連掲示板にこんな內(nèi)容を投稿し、ネットユーザーを興奮させた。呉さんの言う「CP9の故郷」とは、ONE PIECEの第518話に登場したもので、呉さんは4年前に発見していた。長年このことを心に留めていた呉さんが今年8月、作者に質(zhì)問の手紙を送ったところ、なんと公式に回答があり、描かれているのはまさに溫州江心嶼の東塔だったことが分かった。浙江在線が伝えた。

【その他の寫真】

▽日本の漫畫に江心嶼の東塔が登場？溫州のファンが寫真で検証

ONE PIECEは日本の著名漫畫家?尾田栄一郎氏の作品で、ルフィという少年が海賊王になる夢を葉えるため、仲間と共に冒険を繰り広げる。作品はさまざまな言語に翻訳され、世界30余りの國と地域で発行されており、多くのファンを抱えている。

呉さんの言うCP9とは、ONE PIECEに出てくる架空の諜報(bào)機(jī)関だ。江心嶼東塔の描寫は2011年10月に出版された518話に登場する。これはCP9メンバーの修行の地があるところだという。

6年前からONE PIECEを読み始めた呉さんは同作品の単行本數(shù)十冊を所有している?！笟澳暌欢趣险iみ返す。4年前に518話の巻頭の風(fēng)景が江心嶼東塔に似ていることを発見し、ネットで検索したところ、まったく同じだった。溫州にもONE PIECEのファンが大勢いるため、すでに同じ質(zhì)問をした人もいるかもしれないと思い、ONE PIECEのすべての質(zhì)問コーナー（SBS）を読み返したが、尾田先生にこの質(zhì)問をしているファンはなく、いつか質(zhì)問してみたいと思っていた」と呉さんは語る。

その後、學(xué)業(yè)が忙しく、なかなか質(zhì)問することができなかったが、呉さんはこのことをいつも気にかけていた。昨年の夏休み、呉さんは時(shí)間を見つけて江心嶼に出かけ、東塔の寫真を撮影した。「島中を歩き回ったが、尾田先生の描いた角度が見つからず、ちょっと殘念だった。見間違いだったのかと思った」。

ところが、帰りに連絡(luò)船から振り返って見たところ、まったく同じ角度が目に入り、すぐに寫真を撮った?！嘎嫟违讴`ジをコピーし、自分の撮った寫真をプリントアウトして一緒に尾田先生に送った」。

質(zhì)問が採用される可能性を高めようと、日本語のできるクラスメートに翻訳を頼んだ?！赣堰_(dá)に翻訳をお願(yuàn)いし、日本人が読んでもおかしくない內(nèi)容にしてもらった」。呉さんは今年8月16日に手紙を送った。「構(gòu)想2年余り、ついに手紙を憧れの人に贈(zèng)ることができた」。

▽作者が手紙に回答「まさにその塔で間違いないです」

呉さんが書いた手紙の內(nèi)容はこうだ。

尾田先生こんにちは。ちょっとお聞きしたいことがあります。第518回巻頭CP9の故郷の事ですが、僕の故郷「中國の溫州市」の江心嶼での東のタワーとめちゃくちゃ似てますので、それを元にして描いたんじゃないですか？どうしても気になって。

呉さんは手紙について、「正直、それほど期待はしていなかった。無事屆くかどうかも分からないし、ファンからの手紙は多いだろうから、回答してもらえるとは限らなかった」と語る。

ところがうれしいことに、百度のONE PIECE関連掲示板にこのほど、最新のワンピース80巻のSBS部分の寫真がアップされた。呉さんの質(zhì)問がなんと採用され、作者の尾田氏からの回答を得ることができたのだ。

尾田氏の回答は以下の通り。

あー、まさにその塔で間違いないですね。CP9の修行の地という事で、カンフー映畫世代の僕としては、中國みたいな風(fēng)景がいいと思ってそこを選んだんだと思います。僕は遠(yuǎn)い土地の風(fēng)景をモデルにしたつもりが、そこにもワンピースの読者がいるのかと思うと、うれしいですねー。お手紙ありがとう。

SBSには呉さんが撮影した塔の寫真も載っていた。

「本當(dāng)に感激した。作者や漫畫のキャラクターにより親近感を覚えた」と呉さん。このいきさつを掲示板にアップすると、多くのワンピースファンから「うらやましさと妬み」の混じったコメントが寄せられた。自分の故郷が大好きな漫畫の中に登場し、作者からも認(rèn)めてもらえるなんてと、多くのネットユーザーが呉さんの勇気を稱賛した。

呉さんはさらに掲示板で、尾田氏が溫州に來た事があるだろうかと討論した。あるファンは、「尾田先生は現(xiàn)実世界の中からよくインスピレーションを得ている。漫畫に出てくる水の都ウォーターセブンのモデルはベネチアで、女系戦闘民族?九蛇の住む島、女が島は西遊記の女人國をモデルとしている」と分析する。また、あるネットユーザーは「尾田先生はかつて、自ら素材集めに出かけることもあると語ったことがある。もしかしたら、尾田先生は溫州江心嶼を訪れたことがあるのかもしれない」と指摘した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/SN?編集/藤井）