2016年1月5日、頻繁にスモッグに見(jiàn)舞われる北京では、「風(fēng)」が最も歓迎される「來(lái)客」になっている。手をこまねいて風(fēng)を待つしかないという冗談もあるが、風(fēng)が吹かない原因を風(fēng)力エネルギーの開(kāi)発のせいとする人もいる。中國(guó)科學(xué)報(bào)が伝えた。

風(fēng)力エネルギーは、地表上の空気の流動(dòng)によって生まれるエネルギーを使って発電するクリーンエネルギーの一つで、幅広く普及している再生可能エネルギーの一種だ。人類の風(fēng)力エネルギーの開(kāi)発と利用により、生態(tài)環(huán)境に影響が生じ、地表上の空気の流動(dòng)が弱まることはあるだろうか？

北京大學(xué)物理學(xué)院大気?海洋科學(xué)部の陶祖［金玉］（タオ?ズーユー）教授は、風(fēng)力発電の風(fēng)に対する影響は「微々たるもの」とした。

陶教授によると、2カ所の風(fēng)力発電所間の距離を1キロとした場(chǎng)合、風(fēng)力発電機(jī)のブレードは數(shù)メートルのみで、風(fēng)力発電所の空間全體の1萬(wàn)分の1以下しか占めない。そのため風(fēng)力発電機(jī)が風(fēng)力発電所の風(fēng)通しに影響を及ぼしたとしても、それは非常に小さな影響だ。北京の面積は約1萬(wàn)6410平方キロメートルだが、風(fēng)力発電所をこれほど広い地域に設(shè)置したならば、その影響はより微々たるものとなる。

しかし近年、風(fēng)力が弱まっていると感じる人が増えている。それでは地球上の風(fēng)は、本當(dāng)に弱まっているのだろうか？

清華大學(xué)地球系統(tǒng)科學(xué)研究センターの趙宗慈（ジャオ?ジョンヅー）研究員などの専門家は、中國(guó)の過(guò)去數(shù)十年間の風(fēng)速の変化の観測(cè)、中國(guó)の風(fēng)速の変化をまとめた多くの研究成果によって、中國(guó)の地表付近風(fēng)速（年平均）に低下の傾向があることを発見(jiàn)した。各季節(jié)の風(fēng)速も低下しており、特に冬と春が深刻だ。複數(shù)の専門家は、気候システム內(nèi)の相互作用と反応を、その主因とした。例えば東アジアと南アジアの季節(jié)風(fēng)の弱まり、陸上と海面上の気圧差の低下、過(guò)去の変化の蓄積といった要素が、中國(guó)の風(fēng)速の低下を引き起こしている。

人類活動(dòng)の風(fēng)速への影響については、都市化、溫室効果ガス排出、エアロゾル粒子の排出、土地利用の変化、風(fēng)力発電所の影響などが研究の焦點(diǎn)となっている。しかし趙研究員は、「現(xiàn)在の人類活動(dòng)と風(fēng)速の変化の関係に関する研究には、數(shù)多くの異なる意見(jiàn)があり、より権威ある結(jié)論を?qū)Г訾工郡幛摔悉丹椁胜胙芯郡匾馈工戎刚筏?。（提?人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/YF?編集/武藤）