<日本人が知らない韓國(guó)>融通の利く韓國(guó)、日本人には“いいかげん”?でもそこが良いところ

Record China    2016年1月17日(日) 19時(shí)23分

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「儒教の國(guó)」と言われる韓國(guó)では、日本以上に年配者を敬う習(xí)慣が殘っており、親孝行は特に尊ばれる。今回は妻が母を連れて済州島旅行出に向かうことになった時(shí)の出來(lái)事をご紹介する。寫真は金浦空港。

儒教の國(guó)」と言われる韓國(guó)では、日本以上に年配者を敬う習(xí)慣が殘っており、親孝行は特に尊ばれる。2000年に韓國(guó)を訪れた當(dāng)時(shí)、會(huì)社の同僚たちが常に自分の両親のことを気にかけ、正月やお盆に限らず頻繁に実家に帰っていたことや、電車やバスに乗った時(shí)、お年寄りが近くにいたら若者がすぐに席を譲る姿に新鮮さを覚えたものだ。

あるとき、妻(日本人)の母を済州島旅行に招待することになった。私は仕事があったので、當(dāng)日は妻と母の2人で金浦空港に向かった。日ごろ韓國(guó)國(guó)內(nèi)を移動(dòng)するのに身分証明書の提示を求められることはないので、その日も2人は飛行機(jī)のチケットだけを持ってチェックインカウンターに向かったのだが、予期せぬことにパスポートの提示を求められた。韓國(guó)では國(guó)內(nèi)線搭乗の際には、自國(guó)民?外國(guó)人に関係なく身分証明書の提示を求められるということを知らなかったのだ。正に青天の霹靂(へきれき)。

パスポートを取りに自宅に戻る時(shí)間もない。この便に乗れなければ、済州島のホテル、レストランなどの予約がすべて無(wú)駄になる。しかし、そこは韓國(guó)。妻は擔(dān)當(dāng)者に事情を説明し、なんとか搭乗させてほしいと訴えた。妻は外國(guó)人登録証を持っていたので身分証明ができたが、母はパスポートを持參していなかった。チェックインカウンターの擔(dān)當(dāng)者は、妻と母を連れて搭乗ゲートの擔(dān)當(dāng)者の所へ行き、懸命に事情を説明してくれた。妻と母は少し離れた所でその様子を見(jiàn)守っていた。話を聞いていたゲートの擔(dān)當(dāng)者は、けげんそうな顔をして妻と母の方を振り向いたが、その時(shí)、母が丁寧にお辭儀をした。すると搭乗ゲート擔(dān)當(dāng)者は、笑顔で「通してあげて」と言って、妻と母を飛行機(jī)に乗せてくれたのだ。

本來(lái)であれば搭乗できなかったところだが、どう見(jiàn)てもテロを起こすような様子には見(jiàn)えない上、年老いた母を連れて済州島に旅行する娘の親孝行な姿が功を奏したのかもしれない。このような韓國(guó)の姿は日本人の目には“いいかげん”に映るかもしれないが、これが気持ちを酌んでくれる韓國(guó)の良い所とも言えるような気がする。

■筆者プロフィール:水田尊久

兵庫(kù)県出身。2000年に訪韓し、現(xiàn)地企業(yè)で勤務(wù)した後、2013年に獨(dú)立。日韓企業(yè)協(xié)業(yè)支援、韓國(guó)進(jìn)出支援、市場(chǎng)調(diào)査など、韓國(guó)を中心に活動(dòng)している。

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