2016年1月14日、東京株式市場(chǎng)で日経平均株価が暴落。下げ幅は前日比700円超となり、1萬(wàn)7000円を下回った。この節(jié)目の水準(zhǔn)を割り込んだのは昨年9月29日以來(lái)3カ月半ぶり一時(shí)1萬(wàn)6944円に沈んだ。昨年來(lái)安値1萬(wàn)6795円をも伺う値動(dòng)きとなっている。

株式などリスクマネーから債券など安全資産にシフトが進(jìn)んでおり、14日の東京債券市場(chǎng)で長(zhǎng)期金利の指標(biāo)となる新発10年物國(guó)債利回りは一時(shí)0．190％と、2015年1月20日に付けた水準(zhǔn)を1年ぶりに下回り、過(guò)去最低を更新した。

東京市場(chǎng)では、中東、北朝鮮情勢(shì)の緊迫化を背景に、歐米や中國(guó)市場(chǎng)の株価原油価格の続落を嫌気した売りが殺到。外國(guó)為替市場(chǎng)での円高?ドル安もこの動(dòng)きを加速、運(yùn)用リスクの回避を狙った売りが広がり全面安の展開(kāi)となった。世界経済の先行きに対する不透明感が漂っており、市場(chǎng)では東京市場(chǎng)へのさらなる波及を懸念する聲も多い。

有力市場(chǎng)筋は世界各地株式市場(chǎng)の全面安について、「世界的な資金余剰（バブル）が米國(guó)の『出口戦略』により、はじけ始めた現(xiàn)れ」と指摘している。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。