2016年1月18日、中國が國連教育科學(xué)文化機(jī)関（ユネスコ）の無形文化遺産登録を目指す料理「孔府菜」をめぐり、參考消息網(wǎng)は「特色に欠ける」とする英メディアの記事を紹介した。

山東省曲阜市は古代中國の思想家、孔子が誕生した場所として知られている。英誌エコノミストは、「孔府菜」が2011年に中國の無形文化遺産リスト入りしたことを紹介しつつ、「中國國內(nèi)でもこの料理に獨特な特色があると考える人は少ない」と指摘。さらに、この料理が本來、自身の食欲を満たすためのものでなく、この地を訪れた皇帝や高官をもてなすために生み出されたものであることを説明している。

ユネスコの無形文化遺産に登録された食文化には「和食」のほか、「キムジャン文化」「地中海料理」などがある。

中國では「孔府菜」の無形文化遺産登録を目指すと同時に、各地で伝統(tǒng)的な調(diào)理方法を規(guī)範(fàn)化しようとする動きが起こっている。內(nèi)モンゴル自治區(qū)では昨年、地元政府が100種類に上る地元料理の調(diào)理方法を発表。陝西省西安市も味の劣る「偽物」の出現(xiàn)を防ぐために、同様の措置を取りたいとしている。（翻訳?編集/野谷）