2016年4月6日、英紙フィナンシャル?タイムズは、2030年には中國の労働力人口（15?59歳）が世界の都市部の消費(fèi)支出のうち12％分に貢獻(xiàn)するという米國の経営コンサルティング會社の調(diào)査を報じた。環(huán)球網(wǎng)が伝えた。

今回の調(diào)査を行ったのは、米國の経営コンサルティング會社マッキンゼー?アンド?カンパニー旗下のマッキンゼー?グローバル研究所。調(diào)査によると、中國の労働力人口の年間消費(fèi)額は2015年の2兆5000億ドル（約275兆円）から2030年には6兆7000億ドル（約737兆円）に上昇し、世界の都市部における1ドル當(dāng)たりの消費(fèi)支出のうち、中國の労働力人口によるものが12セント（1ドル＝100セント）分を占めるようになる。

中國ではこれまで一人っ子政策を?qū)g施してきたが、マッキンゼーの予測によると2030年までに15?59歳の中國の労働力人口は5億2100萬人から6億2800萬人に増加する。さらにこれに伴って中國都市部の月収2100ドル（約23萬円）以上の労働年齢世帯の割合は2010年の4％から2030年には54％に激増する。

労働力人口の1人平均の消費(fèi)水準(zhǔn)を考えると、2030年になっても中國はまだまだ歐米諸國には及ばない。しかし、中國の強(qiáng)みは労働力人口の莫大な規(guī)模にある。2030年には中國の労働力人口は6億2800萬人に達(dá)するのに対し、北米では1億9100萬人にしかならない。マッキンゼーは2030年までに中國の労働力人口は全世界の都市部における消費(fèi)増加の18％に貢獻(xiàn)し、60歳以上の人口も消費(fèi)増加の10％に貢獻(xiàn)するとした。

では中國人は何に対して消費(fèi)をするのだろうか？中國の消費(fèi)者が歐米の消費(fèi)者より勝っている部分は教育に対する重視だ。中國の20代の年齢層では、教育の総消費(fèi)支出に占める割合は5割に達(dá)するが、米國の同年齢層では25％未満でしかない。（翻訳?編集/矢野研介）