2016年1月19日、環(huán)球時(shí)報(bào)は米誌フォーブスが「2020年に中國の廉価な労働力は終えんを迎える」と指摘する記事を掲載したと報(bào)じた。

記事は、「生産のグローバル化が進(jìn)む中、アップル、ゼネラル?エレクトリックなど大企業(yè)は人件費(fèi)が最も安い國を生産拠點(diǎn)として選んできた」と指摘し、これまでは中國が最初の選択先になっていたと紹介。しかし、現(xiàn)在は狀況が変わり、2010年以降、中國の製造業(yè)のコストは世界最速の年平均16％というペースで上昇、この背景にあるのが急速な高齢化と生産効率の向上だとしている。

高齢化に関しては1970年代に始まった「一人っ子政策」に言及し、「結(jié)果として社會(huì)の急速な高齢化を招き、労働人口の減少を引き起こした」と論じる一方、マッキンゼー＆カンパニーのデータを引用して「労働人口は減ったが、2007年から12年にかけて中國の労働者の生産効率は年平均11％上昇した」と紹介。中國と比較する形で「タイは7％、インドネシアは8％」とのデータを並べ、「労働者の生産量が増えれば増えるほど賃金に対する要求も高くなる」と生産効率と人件費(fèi)上昇の関係について述べた上で、「2010年からの4年間で中國製造業(yè)に対する海外からの直接投資は20％減った」と海外企業(yè)が中國以外での生産にシフトしている動(dòng)きを數(shù)字で示した。

記事によると、「2020年説」を示しているのは中國で活動(dòng)する歐州企業(yè)が設(shè)立した団體の専門家で、同専門家は「2020年までに中國での生産コストは2?3倍に拡大し、“世界の工場”という稱號(hào)も消え去るだろう」と予測(cè)。記事は中國に代わる新たな生産拠點(diǎn)の一つとして東南アジア市場を挙げ、「現(xiàn)在のコストと移転先のコストに十分な開きがなければ工場を移すメリットはない」と指摘、一例として「中國の労働者が1ドル（約120円）を得る作業(yè)をタイの労働者ならその4割の賃金、インドネシアなら1割以下でこなす」と紹介し、「中國に工場を持つ一部の海外企業(yè)は中國に工場を殘しつつ別の國にも生産拠點(diǎn)をつくる『中國プラス1』戦略を採用している」と説明している。（翻訳?編集/野谷）