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正式に発足したアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、「投資先が多くあるのは日本企業(yè)にとり好ましい」「インフラ需要は増加する一方」など、日本の積極関與を促す発言が経済界から相次いでいる?!弗啸工藖\り遅れるな」という懸念だ。寫真はAIIB本部ビル。
2016年1月16日に正式に発足したアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、日本の積極関與を促す発言が相次いでいる。経済同友會の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス社長)は18日の記者會見で、アジアのインフラ需要を取り込むためにも、日本としては組織の透明性などが確認できればAIIBに參加すべきだ、との考えを示した。
國際経済に詳しい渡辺博史國際協(xié)力銀行総裁(財務(wù)省元財務(wù)官)は同日の記者會見で、「世界全體のインフラ資金需要は旺盛であり、(融資の)ポケットが増えるのは歓迎する」と指摘。世界銀行やADB、國際協(xié)力銀行などとの協(xié)調(diào)融資も選択肢となるとの考えを明らかにした。
小林氏は「57カ國が入って、さらに10カ國以上が入ろうとしている。世界銀行やADB(アジア開発銀行)は、どちらかというと中國サイドから見たら、日本に偏っているのだろうということで、習近平國家主席が2年ちょっと前にAIIB創(chuàng)設(shè)を提唱した」と指摘。「驚くべきことは、たった2年でここまで持ってきたというスピード感である。やはり、アジアのインフラ投資には、ADBや世銀も必要だが、日本もAIIBのガバナンスなどがある程度コンファーム(確証)されたら、入っていく方向で注視していく重要なアイテムの一つである」と述べ、日本として參加すべきだとの考えを示した。
また「新しい組織が出てきて、むしろスピード感も出て活性化するのではと思う。今までADBなどは融資、あるいはチェックに時間が掛かりすぎている部分もあると聞いており、そういう意味ではそのような投資機関がたくさん出てくることは良い方向だ」と強調(diào)した。
さらに「世界のインフラ投資に対して約1000兆円の需要があるならば。(國際開発金融機関が)3、4個あってもよいのではないか。インドや、東南アジア等、イランなどを含め、いろいろな貸し先があるとすれば、それなりに競爭的、協(xié)調(diào)的であり、そういう投資先がたくさんあるのは日本企業(yè)にとっていいことだ」と述べ、日本はAIIBに參加すべきだとの考えを示した。
渡辺氏は「世銀、ADB、AIIB、國際協(xié)力銀行などがコア(核)となって民間資金を取り込んでいけば全體の投資資金を増やすことができる」と強調(diào)した。
AIIBについて、経済界は商社やインフラ開発會社を中心に「バスに乗り遅れないように參加すべきだ」と懸念がくすぶっていたが、AIIB參加に慎重な米國に追隨する安倍政権の方針を前に、ほとんど顕在化しなかった。正式に発足したことで、「本音」が吐露された格好だ。昨年春の時點で財務(wù)省も參加の是非をめぐる報告書をまとめている。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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