2016年1月26日、寒い季節(jié)に特に人気の高まるのが火鍋やラーメンといった料理だが、中國の食品當局はこのほど、これら料理にアヘンの原料となるケシの実の殻を使って提供していたレストラン35店を摘発した。

中國政府はケシガラを食品に添加する行為を厳しく取り締まるとしているが、これが奏功していないのが実情。ケシガラを使うと「おいしさが増す」「料理を食べた客は依存狀態(tài)になって再び來店する」といった考えでケシガラ入り料理を提供する飲食店は後を絶たず、2014年には上海、四川、陝西などのレストランで調(diào)味料として使われているのが見つかった。食事をした客が尿検査の結(jié)果、アヘン使用と認定されて行政拘留処分を受けるなどの事態(tài)にまで発展し、翌年にも湖北省武漢市の飲食店でラーメンを食べた男性が同様のトラブルに巻き込まれている。

ケシガラは初夏の味として人気のザリガニ料理にも使用されることがあるという。違法行為であるにもかかわらずケシガラの入手は簡単で、ネットで堂々と販売する店も確認されている。（翻訳?編集/野谷）