2016年2月19日、人民日報によると、中國國家発展改革委員會は17日に記者會見を開き、マクロ経済運行データを発表したほか、中國の雇用情勢や投資促進の成果など、注目される問題について回答した。

▼4つの柱で雇用安定を支える

ネット上で「今年は中國にリストラ?失業(yè)の波がやってくる」とうわさされていることに関し、國家発展改革委員會政策研究室副室長の趙辰［日斤］（チャオ?チェンシン）報道官は、「現(xiàn)在の中國の経済運行の狀態(tài)から見ると、失業(yè)の波が來ることはない」とし、次のように語った。

中國経済は新常態(tài)に入り、経済成長のペースはやや鈍化した。だが、世界的に見ると依然として比較的高い水準にある。第12次五カ年計畫期間（2011?2015年）、全國の都市部における新規(guī)雇用者數(shù)は累計6431萬人に達し、第11次五カ年計畫期（2006?2010年）と比べて11．4％増加した。年平均の新規(guī)雇用者數(shù)は1286萬人で、第11次五カ年計畫期と比べて132萬人（11．4％）増加した。

雇用情勢についてこのような判斷をしたのは、主に以下の4つの重要な柱に支えられているためだ。

（1）経済の安定的な発展というファンダメンタルズが変わっていない。國は區(qū)間型調(diào)整を強め、脆弱分野を補い、消費を拡大し、投資を促進するために努力し、新たな供給、原動力、成長ベルト、成長の極の育成?形成を急ピッチで進めている。経済は今後も中高速の成長を維持し、雇用をけん引する力は引き続き高まるだろう。

（2）創(chuàng)業(yè)が雇用をけん引する力が絶えず高まっている。國は「大衆(zhòng)創(chuàng)業(yè)?萬衆(zhòng)革新」を推進し、農(nóng)村出稼ぎ労働者の帰省後の創(chuàng)業(yè)を支援する政策文書を打ち出し、創(chuàng)業(yè)?革新を促進した。これは雇用促進の大きな役割を果たしている。今年、創(chuàng)業(yè)が雇用をけん引する力はさらに強まるだろう。

（3）労働力市場が全體的に活発で、過剰労働力が順調(diào)に流動的な就業(yè)を?qū)g現(xiàn)できている。2011年以降、求人倍率は常に1．0以上を維持しており、需要が供給を上回っている。労働力市場の流動的な就業(yè)能力は比較的高い。経済構(gòu)造の調(diào)整が早まり、新たな産業(yè)?業(yè)態(tài)、サービス業(yè)などが発展するにつれ、大量の求人が発生する。過剰な生産能力の消化、立ち遅れた生産能力の淘汰がもたらした過剰な労働力が、地域や業(yè)界を超えた流動的な就業(yè)を?qū)g現(xiàn)できており、次の職がなかなか見つからないといった問題は発生していない。

（4）黨中央と國務(wù)院がこの問題を高く重視し、様々な措置を講じて過剰な生産能力を消化し、従業(yè)員の再就職業(yè)務(wù)を著実に実施している。國務(wù)院は鉄鋼と石炭業(yè)界の過剰な生産能力消化による貧困脫出に関する意見を発表し、補助金?奨勵金による支援を強め、工業(yè)企業(yè)の構(gòu)造調(diào)整の特別奨勵資金を設(shè)立し、地方が過剰な生産能力を消化した際の従業(yè)員の再就職に対して、統(tǒng)一的に補助金?奨勵金を支給した。同時に、企業(yè)の潛在力発掘、早期退職などの形式を通じて従業(yè)員の再就職に力を入れ、職を失う労働者の減少に努めた。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/SN?編集/武藤）