2016年1月28日、中國(guó)では都市開発により立ち退きを余儀なくされる住民もいるが、補(bǔ)償金額に納得しない人や住み慣れた場(chǎng)所を離れたくない人が立ち退き拒否をすることもある。こうした場(chǎng)合、時(shí)間をかけ説得するのが一般的だが、武力行使のケースもあり問(wèn)題となっている。澎湃新聞網(wǎng)が伝えた。

山東省イ坊市（イ＝さんずいに維）梨園村に住む劉さんも、武力行使により家が強(qiáng)制的に取り壊された被害者の1人。9日未明、物音に起こされた劉さんの前に6、7人の覆面の集団が突然現(xiàn)れ、劉さんはそのまま車に乗せられ自宅から20キロ離れた墓地に放り出された。劉さんは裸足で1キロほど歩き、近くにあった民家に通報(bào)してもらい、警察の助けを借りどうにか自宅に戻った。劉さんが戻ったころには家はすでに取り壊され飼っていた犬も息絶えていた。

劉さんの家族によると、村は現(xiàn)在立ち退き作業(yè)を進(jìn)めており、十?dāng)?shù)軒が取り壊されずに殘されている。劉さん宅には村の役人が要求を聞きにやってきたが、その後連絡(luò)はなかった。劉さんの自宅は300平米の広さがあり、以前は旅館を営んでいた。立ち退きが決まった後は旅館を畳み、劉さん1人が住んでいた。家族は、「私たちは立ち退きを強(qiáng)く反対していたわけではない」と怒りをあらわにしている。同村では過(guò)去にも立ち退きが原因で村民と役場(chǎng)がもめ、村民が拘留処分を受ける騒動(dòng)も起きている。

劉さんの自宅が強(qiáng)制的に取り壊されたことについて、村役場(chǎng)の責(zé)任者らとは連絡(luò)がつかず、事情は分からない?，F(xiàn)地警察は犯罪行為があったとみて調(diào)べを進(jìn)めているが、27日時(shí)點(diǎn)では「詳細(xì)は明かせない」としている。劉さんを連れ去った覆面の集団と村役場(chǎng)の関係性は分かっていない。（翻訳?編集/內(nèi)山）