八牧浩行 2016年2月1日(月) 16時40分
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1日、東京オリンピック?パラリンピックの主會場?新國立競技場計畫案を設(shè)計した建築家?隈研吾氏が日本記者クラブで記者會見。設(shè)計コンセプトとして、「明治神宮の杜に溶け込むように、木材と植栽をふんだんに使い、五重塔からヒントを得た軒ひさしを付けた」と語った。
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2016年2月1日、2020年の東京オリンピック?パラリンピックの主會場?新國立競技場計畫案を設(shè)計した建築家?隈研吾氏(東大教授)が、日本記者クラブで記者會見。設(shè)計コンセプトとして、「明治神宮の杜に溶け込むように、木材と植栽をふんだんに使い、五重塔からヒントを得た『軒ひさし』を付けた」と語った。また「中國や韓國でも竹や木を使った建築を設(shè)計しているが、內(nèi)陸部に行っても、大工はほとんどおらず木造建築は絶滅狀態(tài)」と指摘したが、「昨今、奇抜な超高層建築は嫌いだという若い建築家が増えている」と明かした。発言要旨は次の通り。
【その他の寫真】
建築家を目指した原點は前回1964年の東京五輪。10歳の時、父に連れられ國立代々木競技場に行き、凄いなと思った。當(dāng)時は建築家という職業(yè)も知らなかったが、丹下健三のデザインで當(dāng)時の建築技術(shù)の最高峰。獣醫(yī)を目指していたが、この経験が人生の転機(jī)となった。
英國の建築家ザハ?ハディド氏が選ばれた前回の國際コンペでは參加資格が厳しく、案を出さなかったが、新國立競技場の建設(shè)地は事務(wù)所への通勤ルート上にあり、神宮の杜を生かそうと思った。明治神宮の杜に溶け込むように、木材と植栽をふんだんに使い、五重塔からヒントを得た「軒ひさし」を付けた。屋根が重なるのは、日本の寺社にみられる伝統(tǒng)建築だ。
屋根は木材と鉄骨を組み合わせ、スタンドはすり鉢狀の3層、観客の見やすさに配慮した。高さは49メートルと、舊計畫(実施設(shè)計段階)の70メートルに比べて低く抑えた
10年ほど前から木を多用した建築を推進(jìn)している。木材は二酸化炭素を固定し、地球環(huán)境に優(yōu)しい。長持ちさせれば、「森の循環(huán)」を取り戻すことができる。しかも木本來の溫かさは人間にとって心地よい。新國立競技場では、周囲850メートルの空中回廊「空の杜」や小川の「渋谷川のせせらぎ」などを設(shè)け、樹木や水辺も楽しめるようにした。
中國や韓國でも竹や木を使った建築を手がけているが、內(nèi)陸部に行っても、大工はほとんどおらず木造建築は絶滅狀態(tài)だ。中國などでも、奇抜で目立つ超高層建築は嫌いだという若い建築家が増えている。私が設(shè)計した北京郊外の「竹の家」Great (Bamboo) Wall(2002年)は受け入れられ、北京オリンピックのCMにも使われた。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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