2016年2月14日、中國メディアによると、中國に感動を與えた人物を選考し稱える年明け（舊正月）恒例のイベント「感動中國」（中國中央テレビの同名番組）に、2015年度はバレーボール女子中國代表監(jiān)督の郎平（ラン?ピン）氏らが選ばれた。

1980年代に中國代表のエースアタッカーとしてワールドカップ、世界選手権、オリンピックの3大大會すべてで金メダルを獲得するなど活躍した郎氏。現(xiàn)役引退後は、中國女子代表監(jiān)督、米國女子代表監(jiān)督などを経て2013年に中國女子代表監(jiān)督に復帰。昨年には日本で開催されたワールドカップで、04年のアテネ五輪以來、11年ぶりとなる世界大會優(yōu)勝へと導き、リオ五輪切符を獲得した。

他に選ばれたのは、中國初のノーベル醫(yī)學生理學賞を受賞した薬學者の屠ヨウヨウ氏、長江で456人乗りの客船「東方之星」が転覆した事故で、自分の潛水器具を船內に閉じ込められた生存者に渡して救出したダイバーの官東（グワン?ドン）さんらだった。

郎平監(jiān)督の選出について、中國のネット上には「現(xiàn)役時代は『鉄のハンマー』と呼ばれたが、まさに女傑の中の女傑だ」「中國女子バレーの復権は彼女の成果だ」などと稱える聲がある一方で、「北京五輪で米國代表を率い母國に牙をむいたことを決して忘れない」「裏切り者であることには変わらない」「米國籍ではなかったのか」といった書き込みも一部にみられた。（翻訳?編集/柳川）