2016年2月21日、韓國?中央日?qǐng)?bào)はこのほど、路上のごみ箱に関して正反対の措置を取った、ソウル市內(nèi)の隣り合う二つの區(qū)の現(xiàn)狀について伝えた。

ソウル中心部の大通り?江南大路は、歩道の風(fēng)景がその東西でやや異なる。江南區(qū)に當(dāng)たる東側(cè)には100メートル間隔にごみ箱が設(shè)置されているが、瑞草區(qū)域の西側(cè)にはごみ箱がまったく見當(dāng)たらない。瑞草區(qū)は12年、大通り沿いに設(shè)置されていたごみ箱140個(gè)をすべて撤去した。公共のごみ箱に家庭用ごみが無斷で投棄されることが絶えず、ごみ箱があることでかえって付近が汚れてしまっていたためだ。生ごみやおむつなど分別に困るごみが捨てられることも多く、処理費(fèi)用もばかにならなかった。

一方の江南區(qū)には現(xiàn)在934のごみ箱が設(shè)置されており、人通りの多い江南大路の場合、最低1日2回はごみ収集が行われる。區(qū)の関係者は「ごみ箱がないと花壇や道端にごみが捨てられて、結(jié)局道路が散らかる」と、路上ごみ箱の存在意義を強(qiáng)調(diào)する。

どちらも「道をきれいにするため」の方策なのだが、結(jié)局どちらがきれいになったのだろうか。江南大路に関して言えば、軍配は江南區(qū)に上がるようだ。ここで捨てられるごみのほとんどが、周辺の塾や飲食店が配るビラ類。多くの通行人が、受け取るそばから橫のごみ箱に捨てて行く。一方ごみ箱のない瑞草區(qū)の路上は、こうしたビラで散らかり放題。路上の花壇にも、ビラやたばこの吸い殻が目に付く狀態(tài)だ。

瑞草區(qū)はこうした実態(tài)を受け、ビラ配布の取り締まりや區(qū)民からの意見集約を行ったが、今のところ「ごみ箱のない區(qū)」を維持するとの方向で結(jié)論が出ている。

この問題をめぐり、韓國のネットユーザーからたくさんのコメントが寄せられているが、「100メートルに1個(gè)はオーバーかもしれないけど、適當(dāng)な數(shù)のごみ箱は必要」「ごみ箱の設(shè)置は福祉だ」「人通りが多い所はごみ箱がないとね」「ごみ箱があってもなくても、捨てる人は捨てる」など、江南區(qū)側(cè)の意見が多い。

また他には、「頼むから日本から學(xué)んで」「廃棄物処理費(fèi)を取るくせに、なぜごみ箱をなくすんだ？」「ごみ箱をもっと設(shè)置して、汚くなったら若者をもっと雇用すればいい。雇用の創(chuàng)出にもなるし道もきれいになる」「コーヒーのテイクアウトをなくせばいい」「外國で暮らしてると、韓國にはごみ箱が少な過ぎると感じるよ」といった聲も寄せられた。（翻訳?編集/吉金）