貧困學生を援助するはずの補助金、學校は振り分けず虛偽の記録作成=學生に札束持たせ笑顔で記念撮影―中國

Record China    2016年2月24日(水) 14時10分

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24日、中國の湖北省孝感市大悟県宣化店村の中學校でこのほど、政府の補助金を振り分けなかったとして校長が懲戒免職となった。資料寫真。

2016年2月24日、中國では貧困家庭の學生向けに金銭的な援助が行われることがあるが、學生を助けるはずのお金を悪用するケースもたびたび伝えられている。先月、安徽省の小學校が援助先の接待費用を貧困家庭に負擔させ関係者が懲戒免職処分を受けたばかりだが、湖北省孝感市大悟県宣化店村の中學校では政府の補助金を振り分けなかったとして校長が懲戒免職となった。

北京晨報によると、問題が発生したのは先月15日。同中學校の校長は、県政府が183人の寄宿生の補助金として支給した22萬元(約380萬円)余りを學生に振り分けることなく手元に殘した。同日行われた受け渡し式典では、學生らに札束を持たせ笑顔で記念撮影を行った後、お金を學生から取り上げた。

県政府の調査によると、補助金を受け取った後、學校側は校長の同意のもと學生の給食費に充てるため資金を手元に殘し、貧困家庭の學生に補助金を渡した記録を作るために寫真を撮り虛偽の書類を作成した。さらに、學校が昨年秋ごろに不當に學生からお金を徴収していた事実も分かり、政府はお金の返卻および補助金の振り分けと保護者への謝罪を命じるとともに校長に懲戒免職を言い渡し、監(jiān)督責任を果たしていなかったとして政府関連部門の関係者らを処分した。同事件は各メディアが伝え、各方面から注目を集めた。ネットでは「見せかけの補助金」と批判の聲が多く聞かれている。(翻訳?編集/內山)

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