「痩せてるのに結(jié)構(gòu)食べるね」=日本人の先生がお腹いっぱいなのに食べ続けた理由―中國人學(xué)生

日本僑報社    2016年2月26日(金) 8時50分

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日本と中國には、禮儀作法やマナーにさまざまな違いが存在するが、江西農(nóng)業(yè)大學(xué)南昌商學(xué)院の翁暁暁さんは、日本人の先生との食事の中から、日本の食に対する考え方を?qū)Wんだようだ。

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日本と中國には、禮儀作法やマナーにさまざまな違いが存在するが、江西農(nóng)業(yè)大學(xué)南昌商學(xué)院の翁暁暁さんは、日本人の先生との食事の中から、日本の食に対する考え方を?qū)Wんだようだ。

その他の寫真

私とルームメートが日本人の先生と1カ月後の天気を賭けるというゲームに勝ち、食べ放題の鍋料理をご馳走してもらうことになった時のこと。どうせ先生がお金を払ってくれるのだから、私たち2人は思い切り食べてやろうと興奮していた。鍋の具材を皿に乗せられるだけ乗せた。しばらくも経たないうちに、私たちのテーブルは野菜や肉を満載したお皿でいっぱいになった。先生は目を丸くしていた。食い意地が張っている私たちが具材を次から次へと鍋へ放り込んでいると、先生は私たちを見ながら手を胸の前で合わせ、「いただきます」と言った。その様はドラマで見たことがあるだけで、実際に目の當(dāng)たりにしたのは初めてだった。

私たちは「へえ?変なの」と心の中で不思議に思っただけで、食べるのに忙しくて、その気持ちはすぐ忘れた。30分も過ぎると私たちはお腹がいっぱいになった。でも先生はまだ食べ続けていた?!赶壬悉工栅い皮い郡韦/lせているのに結(jié)構(gòu)食べるね」と私たちは先生に分からないよう中國語で話した。先生は「殘したら駄目だよ」と言い、食べ続けている。私たちも頑張ってみたがどうしてもお腹に入らず、お腹が破裂しては元も子もないと思い食べるのを諦めた。しかし、先生はまだ食べ続ける?!该鳏椁摔工い盲绚い螛斪婴胜韦?、どうしてやめないの」と思うばかりだった。先生がやっと箸を下ろし、これで私たちは帰れるのかと思ったが、先生は少し休んでからまた食べ始めた。このように、食べては休み、休んでは食べと繰り返し、結(jié)局、2時間半でなんとか完食した。最後、先生は「ご馳走様でした」と言って席を立った。ルームメートと私は思わず顔を見合わせて、やっぱり不思議だと感じた。

それから1カ月後、日本に留學(xué)している先輩と久しぶりに連絡(luò)した。彼は日本で體験したことをいろいろ教えてくれた。居酒屋でのアルバイトについて話してくれた時、「日本では殘飯が少ないから、お皿を洗うのは本當(dāng)に楽だよ」と言った。彼は日本に行く前に學(xué)校の食堂で機(jī)の上の食器の後片付けのアルバイトをしたことがあるのだが、日本と比べると殘飯が多く、汚くて洗いにくいと教えてくれた。その時、ふと食べ放題の鍋料理店で一生懸命食べていた先生の姿が思い浮かんだ。先生がどうしても食べ物を殘したくないと必死になって食べたのは、食べ物を大切にしているからなのではないかと思えてならない。

確かに農(nóng)民たちは苦労して、私たちに食物を提供してくれている。そして、コックは心を込めて料理を作ってくれている。食べ物があってこそ、私たちの命を維持し生存することができるのだ。だから、きちんと殘さず食べきることは食物への敬意を表しているのではないか。そして、食事する前に「いただきます」と言い、完食した後「ご馳走様でした」と言う。この言葉もきっと食べ物への感謝と敬意を表しているものなのだろう。それから、私たちの食べ物に対する考え方や食事のスタイルが大きく変わったのは言うまでもない。(編集/北田

※本文は、第十一回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「なんでそうなるの?中國の若者は日本のココが理解できない」(段躍中編、日本僑報社、2015年)より、翁暁暁さん(江西農(nóng)業(yè)大學(xué)南昌商學(xué)院)の作品「なんでそうなるの?―中國の若者は日本のここが理解できない」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

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