習(xí)近平氏に「権力の一極集中」進(jìn)む?地方から「黨の核心」の聲―中國

Record China    2016年2月27日(土) 21時(shí)50分

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中國國內(nèi)で最近、習(xí)近平共産黨総書記(國家主席)を「黨の核心」と持ち上げる動(dòng)きが目立つ。これは「反腐敗」を旗印に政権基盤を固めてきた習(xí)氏への「権力の一極集中」が進(jìn)んでいるかにも見える。寫真は2月2日に江西省を視察する習(xí)近平國家主席。

2016年2月27日、中國國內(nèi)で最近、習(xí)近平(シー?ジンピン)共産黨総書記(國家主席)を「黨の核心」と持ち上げる動(dòng)きが目立っている?,F(xiàn)在の中國は、黨政治局常務(wù)委員7人の「チャイナセブン」による集団指導(dǎo)體制が建前。こうした動(dòng)きは「反腐敗」を旗印に政権基盤を固めてきた習(xí)氏への「権力の一極集中」が進(jìn)んでいるようにも見える。

複數(shù)の日本メディアは先ごろ、中國メディアを引用して「『習(xí)氏は黨の核心』忠誠訴え、 地方指導(dǎo)者ら発言相次ぐ」などと伝えた。それによると、口火を切ったのは、習(xí)氏に近いとされる天津市の黃興國代理書記らで、その後、北京市や湖北省などのトップもこれに追隨した。

黨內(nèi)有數(shù)の政治勢力である共産主義青年団(共青団)の有力者で広東省トップの胡春華?黨委書記も「核心意識を強(qiáng)めねばならない」と間接的な表現(xiàn)ながら「核心」言及。2月中旬までに、中國本土の31の省?直轄市?自治區(qū)のうち、すでに約20人が表明したという。地方から聲を上げさせて輪を広げ、中央に浸透していくのは、よくある政治手法だ、

習(xí)氏は、習(xí)仲勲?元副首相の息子で、共産黨高級幹部の子弟グループの太子黨の一人。しかし、文化大革命で父親が批判されたため、7年間下放されるなどの辛酸をなめた。その後、北京の精華大學(xué)を卒業(yè)。黨內(nèi)の出世の階段を順調(diào)に上がり、廈門副市長、福建省長、浙江省黨委書記などを歴任し、07年3月、上海市黨委書記に就任した。これにより、第17期の黨中央政治局入りは確実とみられていたが、同年10月の第17期黨中央委員會第1回全體會議で、一気に中央政治局常務(wù)委員にまで昇格する「二階級特進(jìn)」し、一躍注目を集めた。

中國共産黨のトップは、権力移行を円滑に進(jìn)めるため、その前の政権時(shí)代に時(shí)間をかけて慎重に後継者が選ばれるといわれる。胡錦濤前総書記と同じ共青団出身の李克強(qiáng)(リー?カーチャン)首相らも有力候補(bǔ)だったが、最終的に習(xí)氏が12年11月、総書記になった。何が決め手になったかは深いベールに包まれている。

後継者になるためには「敵」をつくらないとこが極めて重要で、いったんトップに上り詰めたら、今度は「敵」をどうやって排除し、自らの地位を不動(dòng)のものにしていくかが大きな課題となる。

中國共産黨の歴代指導(dǎo)者で「黨の核心」と呼ばれたのは、毛沢東、トウ小平、江沢民の3氏。中でも毛氏は天安門に肖像畫が掲げられ、遺體が安置されている記念堂には連日長蛇の列ができるなど、別格の存在だ。

中國専門家の一人は習(xí)氏について、「そもそも『虎もハエも同時(shí)にたたく』という反腐敗運(yùn)動(dòng)は、毛沢東の『大虎も子虎も同時(shí)にたたく』の言い換えであり、風(fēng)紀(jì)を正すための『四風(fēng)運(yùn)動(dòng)』は、毛沢東が延安時(shí)代に行った『整風(fēng)運(yùn)動(dòng)』の模倣である」と指摘する。

「建國の父」といわれる毛氏は、実は黨內(nèi)に「敵」が少なくなく、一連の権力闘爭を通じて主導(dǎo)権を握ろうとしたが、最後は文革に行きついてしまい、國內(nèi)に深い傷を殘した。毛氏と習(xí)氏。そういえば、毛氏夫人は女優(yōu)だった江青女史で、習(xí)氏の妻?彭麗媛(ポン?リーユエン)さんは著名な歌手だ。不思議な共通項(xiàng)もある。(編集/日向)

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