略奪文化財?盜品?対馬から盜まれた仏像の返還問題、韓國で意見割れる=韓國ネット「盜まれたものを取り返しただけ」「冷靜に対応しないと…」

Record China    2016年3月5日(土) 17時50分

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3日、韓國メディアによると、韓國の竊盜団が12年に日本から盜んだ仏像「観世音菩薩坐像」の返還問題をめぐり、韓國內で意見が割れている。これについて、韓國のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料寫真。

2016年3月3日、韓國?SBSによると、韓國の竊盜団が12年に日本から盜んだ仏像「観世音菩薩坐像」の返還問題をめぐり、韓國內で意見が割れている。

長崎県対馬市の寺から盜まれた「観世音菩薩坐像」は現(xiàn)在、韓國大田の國立文化財研究所に保管されている。竊盜団は逮捕されたが、仏像の元所有者である浮石寺側が「日本に返還してはいけない」と主張し、13年に仮処分を申請したことを受け、裁判所が日本への返還を差し止める仮処分を決定したためだ。決定から3年が過ぎ、韓國政府は仮処分の取り消しを申請できるようになったが、公式的な動きはまだないという。

一方、浮石寺側は、14年に文化財庁が発表した報告書で、専門家らが「観世音菩薩坐像は倭寇に略奪されたものである可能性が高い」と結論付けたことを根拠に、本案訴訟を準備している。不法な経路で運び出されたと判斷した理由があれば、國內への返還手続きを進めることができるという。しかし、韓國では「竊盜団が持ち込んだ盜品であるため、日本に返還した後に返還交渉をするべきだ」との意見も少なくない。韓國教員大學のチョン?ヨンホ教授は「仏像がどこから盜まれたか分かっているのなら、その場所に返すのが道理であり禮儀だ」と主張している。

これについて、韓國のネットユーザーからの意見は、日本への返還に否定的なものが多く、「盜まれたものを取り返しただけ。不法な方法だったとしても返す必要はない」「日本に適法に運び込まれた証拠がないのなら、それは不法に運び込まれたということでは?」「日本に返還したら最後、絶対に日本は交渉に応じない」「日本や他の國は道理や禮儀を守らないのに、なぜ韓國だけが守ろうとする?」などのコメントが寄せられた。

一方、「日本に返還するべき。もし日本が同じことをしても何も言えなくなる」「日本にはまだ多くの韓國の文化財が眠っている。ここで冷靜に対応しなければ、それらを取り戻せなくなる」といったコメントもあった。(翻訳?編集/堂本

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