2016年2月26日、中國新聞網(wǎng)によると、江蘇省環(huán)境保護(hù)庁は先日、2015年下半期に同省內(nèi)で起きた4件の環(huán)境保護(hù)法違反に関する調(diào)査狀況を公表したが、そのうち、揚(yáng)州市高郵市の光明化學(xué)工場(chǎng)に科した罰金がわずか603元（約1萬円）であったことが物議を醸している。

昨年10月、同工場(chǎng)付近の耿冠寶養(yǎng)殖場(chǎng)で大量の奇形魚が発見された。高郵市の漁業(yè)監(jiān)督部門が調(diào)査を行ったが、サンプルはどれも基準(zhǔn)値を超えていなかった。この調(diào)査結(jié)果に市民から疑問の聲が挙がると、江蘇省環(huán)境保護(hù)庁は揚(yáng)州市環(huán)境保護(hù)局に調(diào)査を指示。再調(diào)査の結(jié)果、工場(chǎng)の排水のpH値が基準(zhǔn)を超えていることや、環(huán)境保護(hù)に関する手続きを怠っていたこと、危険廃棄物を定められた期間を超えて貯蔵していたことなどが発覚した。

江蘇省環(huán)境保護(hù)庁は昨年末、高郵市環(huán)境保護(hù)局に「行政処罰決定書」を通知。同工場(chǎng)に対して汚染水の排出禁止や、違法行為に対する603元の罰金を科した。しかし、同工場(chǎng)とともに処分が決定された3社については、すべて1萬元（約17萬円）以上、合計(jì)で11萬元（約187萬円）の罰金が科されている。ネットユーザーは「これは罰金なのか」「反汚職なんて全部噓。これを見ればすぐにわかる」など、疑問の聲を寄せている。（翻訳?編集/北田）