「日本が衰退したのは“匠の精神”を発揮し過ぎたから」=中國メディアの主張にネットは批判的「中國に欠けているのがまさにコレ」

Record China    2016年5月1日(日) 7時40分

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30日、新華網(wǎng)は、「日本の製造業(yè)が衰退したのは“匠の精神”を発揮し過ぎたからだ」と指摘する記事を掲載した。資料寫真。

2016年4月30日、新華網(wǎng)は、「日本の製造業(yè)が衰退したのは“匠の精神”を発揮し過ぎたからだ」と指摘する記事を掲載した。

記事は、「20年ほど前に世界の家電市場で日本ブランドが圧倒的な人気を誇っており、日本の“匠の精神”に多くの研究者も興味を抱いた」としながら、「ここ2、3年はそうした日本製品の勢いは衰えてきた」と指摘。京都大學(xué)の湯之上隆教授が自身の著書の中で、匠の精神や技術(shù)に過度に依存したことで規(guī)格化がおろそかになり低コストでの生産能力に欠けたことや、実際の市場の求めるレベルを無視して不必要なコストを投入したことで市場の変化に対応できなかったことを指摘していることを紹介した。

その上で記者は、工業(yè)用ブラシを販売していた自身の過去の経験から、「日本製は國內(nèi)製より質(zhì)がやや良く、製品壽命は1.5倍。だが価格は中國製の10倍。コストパフォーマンスは中國製に遠(yuǎn)く及ばない」とし、「日本人は國を愛しているだろうが、ビジネス面ではコストパフォーマンスの高い中國製にすぐにひれ伏した」としている。

日本製品については「精巧どころか、ほとんど蕓術(shù)品の域」「美しすぎて使うのすらためらわれる」と高く評価はするが、その代償として、ほとんどが限られた人しか作れず、結(jié)果的にコストが高くなってしまうことを挙げた。記事は「消耗品まで蕓術(shù)品のように作る必要はない。職人が精巧さを追求することはもちろん素晴らしいことではあるが、前提として顧客がそれを望んでいなければならない。すべての市場でコストパフォーマンスを追求しない顧客が占める割合は非常に限られている」としている。

こうした見方に、中國のネットユーザーからは、「確かにその通り。中國は匠の精神を追求すると同時に、この點にも注意すべき」との聲も聞かれるが、「日本の製造業(yè)が衰退したとは感じないけど」「パクリ製品を作るための言い訳じゃないのか」「國防、食品、醫(yī)薬品の面では當(dāng)然匠の精神が必要」「やり過ぎは間違いだが、國內(nèi)で極度に欠けているのがこの匠の精神だ」といった批判的なコメントが多い。(翻訳?編集/北田

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