2016年3月8日、環(huán)球時(shí)報(bào)は米ブルームバーグの報(bào)道を引用し、過激な発言で注目を浴びる米大統(tǒng)領(lǐng)選共和黨候補(bǔ)者のドナルド?トランプ氏に「皮肉な事態(tài)が見つかった」と報(bào)じた。

トランプ氏は中國に批判的な発言を行っており、先ごろは「われわれのすべてを奪った」と語気を荒げた。移民に対しても強(qiáng)硬姿勢を取っているが、トランプ氏の名の付いたビルが中國人富裕層を中心とした外國人の米國移住に有利な條件を作り出しているという。

報(bào)道で取り上げられたのはニュージャージー州に建設(shè)される50階建てマンションで、宣伝動(dòng)畫には中國語の字幕が付けられている。建設(shè)するのはトランプ氏の娘婿がトップを務(wù)める建設(shè)會(huì)社だ。このプロジェクトは外國人投資家向けのビザ取得プログラム「EB5」に該當(dāng)するもので、「50萬ドル（約5600萬円）以上の投資」などの一定條件を満たせば永住権を取得することができる。

統(tǒng)計(jì)によると、14年の「EB5」を通じたビザ発行件數(shù)は1萬692件に上り、うち85％を中國人が占めた。ニュージャージーの物件もこのプログラムに基づき5000萬ドル（約56億円）を調(diào)達(dá)済みで、「EB5」ビザ取得者のほぼ全員が中國人だという。

この問題についてトランプ氏の側(cè)近は「本人は資金調(diào)達(dá)に関わっていない」と説明、建設(shè)會(huì)社も「事業(yè)は合法。雇用も生み出した」と指摘するが、同プログラムの反対派からは「技術(shù)のない外國人にビザを売るようなもの」「國の安全を脅かしさえもする」などの批判が出ている。（翻訳?編集/野谷）