2016年3月10日、安慶師範(fàn)學(xué)院（安徽省安慶市）の食堂が今月7日、オレンジと鶏肉、パインと肉、コーンとブドウの炒め物、ブドウとトマト、リンゴと肉という5種類(lèi)の新しいおかずの提供を始めた。さっぱり味のフルーツを組み合わせたこれらのおかずは人気となり、多くの學(xué)生が噂を聞きつけて早くから列を作り、午前中の授業(yè)が終わって20分後には全て完売となった。 中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

これらのちょっと「グロテスク」なおかずには、ネットユーザーから賛否両論が上がっている。あるネットユーザーは、「斬新なおかずを打ち出すのはいいこと。おいしいかおいしくないかは別として、いつも同じメニューでは、食欲もわかない」と支持する聲を寄せる一方、別のネットユーザーからは、「果物のビタミンが全て壊れてしまう」、「この料理食べても大丈夫なの？」など心配する聲も上がっている。同學(xué)院の大學(xué)2年生の一人は、「『暗黒料理』ではない。味もまあまあだし」としている。

味のほか、量も學(xué)生の関心の的となっている。同校の別の2年生は、「彩りもいいし、フルーツと野菜が入っているのでダイエットしたい人にはいい。それに、ビタミンも十分取れる。でも、男子にとっては、少なすぎて、すぐにお腹がすくのでは」と語(yǔ)っている。

同食堂のマネージャーは取材に対して、「おいしい料理を作ることだけを考えている。栄養(yǎng)あるフレッシュなおかずを?qū)W生に提供したい。そのため、今年から新しいおかずを5種類(lèi)提供し始めた。オシャレの最先端を行く今の學(xué)生の好みにも合わせた。食堂のおかずがずっと一緒だと、學(xué)生の必要を満たすことができない」と語(yǔ)った。

ネットユーザーの間で話題になっているユニークなおかずを提供しているのは同學(xué)院だけでなく、中國(guó)の多くの大學(xué)食堂でも提供されている。

例えば、福建師範(fàn)大學(xué)には月餅とトウガラシの炒め物があり、湖南大學(xué)には、ミカンとスペアリブの料理がある。また、北京體育大學(xué)にはスイカとバナナの炒め物があり、復(fù)旦大學(xué)（上海）には、マンゴーの揚(yáng)げ物がある。これらのおかずは、メディアにも度々取り上げられ、多くの人がそれらを味見(jiàn)しに行っている。

なぜ、中國(guó)の大學(xué)ではこのようなユニークなおかずが提供されるのだろう？湖北省武漢市のある大學(xué)で後方支援業(yè)務(wù)を擔(dān)う會(huì)社の責(zé)任者は、「料理の系統(tǒng)ではなく、學(xué)生の好みがまず考えられる。堅(jiān)く決められたメニューはない。學(xué)生の必要を満たすために、創(chuàng)造力と想像力を働かせるようコックらにすすめている。大學(xué)というのは元々、新しいものを作ったり、想像力を働かせたりする必要がある場(chǎng)所なのだから。學(xué)校は、多くの制限を作る必要はない」との見(jiàn)方を示す。

ユニークな料理は栄養(yǎng)素が高くないのでは？という聲に関して、北京栄養(yǎng)士協(xié)會(huì)の劉蘭（リウ?ラン）事務(wù)局長(zhǎng)は、「果物と野菜を組み合わせるのはいいこと。なかには果物や野菜がきらいな學(xué)生もおり、このような斬新なおかずは學(xué)生にとってフレッシュ。學(xué)生の果物の摂取量を増やすことができる。また、果物と肉を組み合わせることで、おかずの口當(dāng)たりを良くし、學(xué)生も食欲が出る。例えば、パインと肉の組み合わせ」としている。

そして、「果物のビタミンは高溫になると、壊れてしまう。そのため、このようなおかずを提供する場(chǎng)合は、果物を炒める時(shí)間を短くしたほうがいい」とアドバイスしている。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KN?編集/武藤）