2016年3月12日、華商報(bào)によると、陝西省西安市で16歳の少女が自分の妹を「道に捨てられていた」と警察に屆けるという騒動(dòng)があった。動(dòng)機(jī)はいったい何だったのか。

山西省出身の胡（フー）さんは、1998年にある男性と結(jié)婚、2000年に長(zhǎng)女を生んだ。しかし、夫との関係が悪化して2004年に離婚。それから、子どもを母親に預(yù)けて西安に出稼ぎに行った。2年前、西安で男性と知り合い、妊娠したが、相手の男性は胡さんが妊娠したことを知るとよそよそしくなり、家にも入れてくれなくなったという。

母親の妊娠を知ると、長(zhǎng)女は妹なら産んでもいいが、弟なら絶対に嫌だと反対した。理由は、友人から「弟が生まれると、ママがかまってくれなくなる」と聞いていたからだった。妹が生まれると、長(zhǎng)女も西安にやってきて非常にかわいがった。しかし、まもなく新年（舊正月）を迎える2月5日、胡さんが買い物から帰ってくると、生後2カ月の次女が見(jiàn)當(dāng)たらなかった。長(zhǎng)女を問(wèn)い詰めると、交番に屆けたと明かした。

胡さんは急いで交番を訪れたが、次女はすでに孤児院に引き渡されていて、引き取りにはDNA検査が必要だったため1カ月を要した。胡さんは長(zhǎng)女が妹を交番に屆けた理由について、「私のためだと言っていた。妹が嫌いなのではなく、私一人で長(zhǎng)女を育てた上に妹まで育てなくてはいけないのは大変だからと。彼女は警察を通じて、妹を父親の元に送りたかったようだ。なぜ、自分の子どもなのに知らん顔をしているのかと」と涙ながらに話した。

胡さんによると、長(zhǎng)女の性格は內(nèi)向的で感情的になるところもあったが、胡さんへの愛(ài)情は人一倍強(qiáng)かった。間もなく大學(xué)に入學(xué)する年だが、「學(xué)費(fèi)は自分でアルバイトをして賄うから」と話していたという。（翻訳?編集/北田）