ラストエンペラー?溥儀の自伝、版権は誰の手に？出版社同士が爭い裁判―中國

2007年11月、「ラストエンペラー」で知られる溥儀の自伝「我的前半生（我が半生）」の版権を巡り、出版社同士が爭って裁判となっている。

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溥儀は清朝最後の皇帝で、のちに日本の軍部に擔(dān)ぎ出され、満州國皇帝にも即位した。生前に殘した自伝「我的前半生（我が半生）」は発行數(shù)187萬冊を超える大ロングセラー。その版権は溥儀の死後、李淑賢（リー?シューシエン）夫人が継承し、群衆(zhòng)出版社が出版してきた。

ところが同夫人死去後、版権が宙に浮く形に。今年、北京日報グループの同心出版社が、溥儀の弟、溥任氏から版権を獲得したとして新版の「我が半生」を出版。これに対し、群衆(zhòng)出版社側(cè)は「李夫人には相続人がいなかったため同書の権利は國有財産になった」と主張、裁判所に確認(rèn)を求める申請をした。

中國の「著作権法」「相続法」はこのケースについて具體的な規(guī)定がないため、専門家らは初の判例になると注目。11月23日には、「中國版権協(xié)會學(xué)術(shù)委員會」が同問題に関する研究會を開催した。（翻訳?編集/KT）