2016年3月28日、中國企業(yè)の海外投資ブームが日を追うごとに盛んになっている。中國は今や消費(fèi)の輸出を中心とする時(shí)代を抜けだし、商品と資本の輸出が相まって発展する時(shí)代へと足を踏み入れた。これと同時(shí)に、中國企業(yè)の対外投資の失敗率が高止まりしており、社會の注目を集めている。國際商報(bào)が伝えた。

中國商務(wù)部の元副部長で中國人民政治協(xié)商會議（全國政協(xié)）第11期全國委員會の委員を務(wù)める中國國際経済交流センターの巍建國（ウェイ?ジエングゥオ）副理事長はこのほど、「現(xiàn)在、企業(yè)の海外進(jìn)出にはまだ非常に大きなチャンスがあり、これから加速的発展の10年間を迎えることになる。中國企業(yè)の海外進(jìn)出にあたってはリスク対策を強(qiáng)化し、政府?企業(yè)?業(yè)界団體?民間団體をカバーするリスク対策システムを構(gòu)築して役割を発揮させることが急務(wù)だ」と述べた。

統(tǒng)計(jì)データによると、2015年の中國の金融分野を除く対外直接投資は1180億2000萬ドル（約13兆4000億円）に上り、ここ數(shù)年続いている急速な伸びを維持し、世界3位となった。05?15年の間に、非金融分野の対外直接投資は122億6000萬ドルから1180億2000萬ドルに急増し、増加率は863％に達(dá)した。

巍副理事長は、「中國の対外投資額の伸びがこれほど急速であるのには2つの原因がある。1つは第13次五カ年計(jì)畫の綱要と発展理念からみて、中國はさらに開放を重視するようになり、高い水準(zhǔn)の開放に目標(biāo)を據(jù)えることになるからだ。もう1つは米國の各州市場は中國企業(yè)の投資を非常に歓迎しており、中國企業(yè)の海外進(jìn)出は絶好のチャンスを迎えていることだ。大きな環(huán)境は良好で、タイミングもチャンスも訪れている。中國企業(yè)は自信をもって投資の加速期に突入していくだろう」と述べた。

また巍副理事長は、「今後の対外投資の中で、最も大きな発展の潛在力は2つの方面から來る。1つは民間企業(yè)と合併買収（M＆A）だ。もう1つは歐州や米國のほか、『一帯一路』（1ベルト、1ロード）沿線諸國?地域の投資の潛在力が十分に発揮されるようになることだ。15年の中國は『一帯一路』沿線の49カ國?地域と投資を行い、投資額は150億ドル（約1兆7000億円）に達(dá)して、同18％増加した。主な投資先は電力プロジェクト、交通輸送、不動産、石油化工、通信プロジェクトなどの分野だった」と述べた。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）