2016年4月5日、東京株式市場(chǎng)で日経平均株価が急落し、前日比390円安の1萬(wàn)5732円で終了した。2月12日以來(lái)、約2カ月ぶりの安値で、下落は6日連続。日経平均は一時(shí)、前日終値に比べ424円安い1萬(wàn)5698円まで下げた。外國(guó)為替市場(chǎng)で円相場(chǎng)が対ドルで110円臺(tái)後半と円高?ドル安が高進(jìn)したことを嫌気した売りに見(jiàn)舞われ、ほぼ全面安の展開(kāi)となった。

円高進(jìn)行を受け、今後発表される主要企業(yè)の2017年3月期の見(jiàn)通しが厳しい內(nèi)容になるとの懸念が広がり、買(mǎi)いが手控えられた。ニューヨーク原油先物相場(chǎng)が下落基調(diào)となっていることも、資源株などの売り材料となった。

一方、清明節(jié)の3連休明け5日の中國(guó)?上海市場(chǎng)の総合指數(shù)は一時(shí)3056と、1月13日以來(lái)2カ月半ぶりの高値水準(zhǔn)を付けた。ニューヨーク株価も比較的安定しており、東証株価の下落幅が突出している。市場(chǎng)筋は「世界経済の成長(zhǎng)が鈍化するとの懸念が強(qiáng)まっているが、中國(guó)市場(chǎng)の持ち直しが好材料」と見(jiàn)ている。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。