Record China 2016年4月7日(木) 20時0分
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7日、環(huán)球時報は韓國の教育格差問題を取り上げ、「恵まれない家庭環(huán)境の子どもが將來出世することはますまず難しくなった」と指摘する記事を掲載した。寫真は講義室。
2016年4月7日、環(huán)球時報は韓國の格差問題を取り上げ、「恵まれない家庭環(huán)境の子どもが將來の出世を望むことはますまず難しくなった」と指摘する記事を掲載した。
韓國には裕福な家庭の子どもを「金のスプーン」、貧困家庭の子どもを「土のスプーン」と呼ぶ「スプーン階級」なるものがある。記事は「子どもが大學に進學する上で、親の収入がどれだけ多いかは極めて重要」と指摘し、異なる環(huán)境で暮らす2人の中學生を紹介する。
1人は外交官を目指す中學2年生の金さん、もう1人は畫家になりたいという夢を諦めた3年生の樸さんだ。裕福な家庭で暮らす金さんは週に1回、1時間20萬ウォン(約1萬9000円)を払って家庭教師から進路指導を受けている。相談する內容はどのくらい成績を上げるべきか、クラブ活動は何を選べばよいかなどさまざま。両親はそのアドバイスに基づき、金さんを海外の英語キャンプに參加させようと決めた。一方、母子家庭の樸さんは美術予備校に通えなくなり、畫家の夢をやむなく放棄した。母親の収入は月120萬ウォン(約11萬4000円)だという。
記事は「韓國の親の多くは學習塾こそが本當の教育の場だと思っている。彼らにとって學校は『子どもを評価する場』だ」と説明し、韓國社會の現(xiàn)実として「より多くの教育費を負擔できる家庭ほど子どもの競爭力は高まる」と指摘。その上で、「収入の不平等が教育格差を生み、また新たな収入不平等が起こる。韓國にはこのような悪循環(huán)が形成された」と分析する韓國?京郷新聞の記事を伝える。さらに、ある論文で示された「月収100萬ウォン(約9萬5000円)以下の家庭で暮らす子どものうち、上位10位の大學に入學できるのはわずか1.6%だけ」との數(shù)字を紹介。親の経済力が子の將來を左右するという「スプーン階級」論について「否定できない現(xiàn)実」と考える市民は84.9%、特に20代はその比率が88.6%に達するとのデータも並べ、最後に尚志大學教授の「大學の制度改革から著手し、『努力すれば生活できる』社會をつくるべき」とのコメントで締めくくった。(翻訳?編集/野谷)
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