2016年4月13日に投開票される韓國の総選挙（定數(shù)300）が終盤戦を迎えている。任期が殘り2年を切った樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)の評価や失速する経済対策、挑発行為を繰り返す北朝鮮対策などが爭點だ。結(jié)果次第では懸案の慰安婦問題が一応決著した日韓関係にも影響する可能性もある。

韓國メディアによると、中央選挙管理委員會に立候補を?qū)盲背訾郡韦稀?53の小選挙區(qū)に944人、政黨ごとの獲得票に応じて47議席が割り振られる比例代表に158人。政黨別では、與黨「セヌリ黨」が292人、最大野黨「共に民主黨」269人、第二野黨「國民の黨」191人などとなっている。

韓國?中央日報が伝えた最新の世論調(diào)査によると、政黨支持率は「セヌリ黨」37％、「共に民主黨」21％、「國民の黨」12％、など。投票する比例代表政黨を?qū)い亭拷Y(jié)果は、「セヌリ黨」33％、「共に民主黨」21％、「國民の黨」15％などの順で、「セヌリ黨」は政黨支持率に比べて比例代表政黨支持率が4ポイント低い一方、「國民の黨」は政黨支持率より比例代表政黨支持率が3ポイント高かった。

総選挙前の各黨の議席數(shù)（3月末現(xiàn)在）は、「セヌリ黨」が過半數(shù)をやや下回る146人で、以下「共に民主黨」102人、「國民の黨」20人など?！弗互胎挈h」が過半數(shù)を獲得できるかが焦點で、大票田ソウル首都圏の動向が選挙戦の行方を大きく左右するとされる。

韓國の大統(tǒng)領(lǐng)（任期5年）は再選が禁じられており、政権後半には「レームダック」（死に體）になる。そこに國會の與黨過半數(shù)割れが追い打ちを掛ければ、韓國內(nèi)で決著に批判が根強い慰安婦問題が蒸し返される恐れもある。

今回の総選挙に先立っては、“ポスト樸”をにらんで與野黨に亀裂が走った?！弗互胎挈h」で樸大統(tǒng)領(lǐng)に近い「親樸系」と距離を置く「非樸系」が総選挙の公認候補選びをめぐって対立。非樸系の重鎮(zhèn)らが公認を得られなかったりして相次いで離黨する事態(tài)になり、韓國メディアは「虐殺」と形容した。

一方、「共に民主黨」では有力議員の安哲秀氏らが離黨、安氏は今年2月、「國民の黨」を創(chuàng)設(shè)した。野黨共倒れを懸念する「共に民主黨」は「國民の黨」との選挙協(xié)力を模索。一連の離合集散を有権者がどう見るかも注目される。

折しも韓國內(nèi)では、朝鮮半島有事を想定した過去最大規(guī)模の米韓軍事演習が行われている。これに対し、北朝鮮は中短距離ミサイル発射などで対抗する。こうした狀況は與黨に有利に働くとみられ、韓國政府が北朝鮮に便乗して意識的に“危機”を演出している節(jié)もうかがえる。（編集/日向）