iPhone、中國でのシェアが2年で初めて下落―中國紙

Record China    2016年4月11日(月) 20時50分

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8日、アップルのiPhoneの中國におけるシェアはここ2年で初めて下落に転じた。資料寫真。

2016年4月7日、市場調(diào)査會社Kantar Worldpanelが発表したスマートフォンの最新統(tǒng)計によると、米アップル社のiPhoneの中國におけるシェアはここ2年で初めて下落に転じた。一方、米國英國、ドイツなどの國でも決して楽観視できない狀況となっている。業(yè)界関係者はアップル社のイノベーション能力の低下やアンドロイドを搭載するスマートフォンの価格と関係があると分析している。北京商報が伝えた。

同報告によると、2014年8月以降、iOSの中國都市部でのシェアが初めて3カ月連続で停滯し、今年2月までに15年比3.2ポイント下落した。同報告は、「iPhoneは中國におけるシェアの一部を中國のメーカーにとられた。うち、華為(ファーウェイ)のスマートフォンが中國都市部で最も販売を伸ばし、シェアは24.4%で、アップルの22.2%を少し上回った。その他、中國のブランド?魅族とOPPOもシェアを拡大しており、それぞれ約6%。華為は最近、今年の主力となる新機種『P9』を公表した。業(yè)界ではiPhoneを追撃する商品とみられている」との見方を示している。

アップル社の製品のシェアが下落しているのは中國だけではない。米國、ドイツ、フランス、英國、スペインでも下落しており、それに対抗するアンドロイドはシェアを拡大している。今年の1-3月期にiOS商品の販売が好調(diào)だったのは、イタリア、日本、オーストラリアだけだった。

Kantar Worldpanelは、下落に転じている主な原因について、iPhoneの価格は消費者の所得や攜帯の予算とマッチしないと指摘。同社のモバイル市場のアナリストは、「米國では前四半期、消費者がスマートフォンに使った金額は352ドル(約3萬8700円)。消費者の69%が手ごろな価格のアンドロイドを搭載したスマートフォンに流れている。そして、高価なiPhoneを選択した39%の消費者が、平均額を引き上げていた」と分析している。

「価格の差以外に、アップル社のアイデアの枯渇がシェア下落の主な原因。これまで、アップル社はスマートフォン業(yè)界のイノベーションとクオリティーにおいて先頭を走っていた。しかし、昨年、iPhone 6Sが発売されて以降、セールスポイントが減り、消費者の『ほしい!』という意欲を刺激することができなくなった。また、iOSはバグが続発しており、販売にマイナスの影響を與えている」と業(yè)界関係者。統(tǒng)計によると、アンドロイドの中國におけるシェアは76.4%に達している一方、iOSは22.2%にとどまっている。最少はWindowsで0.9%。一方、アンドロイドの米國におけるシェアは58.9%、iOSは38.3%、Windowsは2.6%となっている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/武藤)

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