2016年4月12日、ボイス?オブ?アメリカによると、米國(guó)で中國(guó)人による「農(nóng)業(yè)スパイ」が活発化しており、農(nóng)業(yè)地域に不安が広がっている。アイオワ州北部で遺伝子組み換えトウモロコシを栽培している農(nóng)場(chǎng)主は、見慣れない車を見かけるたびに警戒を強(qiáng)めているという。

2013年、アイオワ州の農(nóng)地からトウモロコシの種を盜んだ中國(guó)人?莫海龍（モー?ハイロン）被告と関係した中國(guó)人6人が起訴される「農(nóng)業(yè)スパイ事件」が起きている。盜まれた種は米デュポン社が開発したもので、莫容疑者らは農(nóng)場(chǎng)から植えられたばかりの種を掘り起こして中國(guó)に持ち帰ろうとしていた。

莫容疑者は米國(guó)の永住権とH?1B（専門職）ビザを取得していたが、國(guó)籍は中國(guó)のままで、スパイ活動(dòng)中は中國(guó)の種苗會(huì)社?北京大北農(nóng)集種子公司の副総裁だった。16年1月、莫容疑者はデュポン社とモンサント社の機(jī)密情報(bào)を盜み取ったこと、中國(guó)に持ち帰ることを目的に自殖系統(tǒng)トウモロコシの種を盜んだことを認(rèn)めた。

世界人口70億人のうち13億6000萬人を中國(guó)人が占めており、最先端の食糧技術(shù)の価値は高まっているにもかかわらず、その機(jī)密保持が徹底されていないことを示す事件となった。米政府は問題を認(rèn)識(shí)して警戒を強(qiáng)めるように促してはいるが、屋外の農(nóng)地でのこととあって、対策は困難を極めている。

米連邦捜査局（FBI）と司法省によると、11年5月に莫海龍事件が発覚して以來、農(nóng)業(yè)スパイの活動(dòng)は増加の一途をたどっており、米國(guó)內(nèi)の企業(yè)や研究機(jī)関などの多くがスパイ行為の対象になっている。

09?14年にFBIが把握した國(guó)際的な産業(yè)スパイ事案は年15％のペースで増加したが、15年に入ると一気に53％増加。その多くに中國(guó)人が関わっているとされ、農(nóng)業(yè)スパイの対象は有機(jī)殺蟲剤やかんがい設(shè)備、コメ、トウモロコシなどに広がっている。（翻訳?編集/岡田）