「日本が沈沒する可能性があるのかをネットで調(diào)べてみた」=中國人と日本人の意識の違い―中國人男性

日本僑報社    2016年4月16日(土) 7時40分

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自然災(zāi)害が多い國で暮らす日本人は、普段から危機意識を強く抱いている。河南省許昌學(xué)院で職員として働く胡新祥さんは、そうした日本人に學(xué)ぶところがあると考えている。寫真は日本の地図。

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熊本県で東日本大震災(zāi)以來の規(guī)模となる震度7の地震が発生し、多くの人が被災(zāi)した。自然災(zāi)害が多い國で暮らす日本人は、普段から危機意識を強く抱いている。河南省許昌學(xué)院で職員として働く胡新祥さんは、そうした日本人に學(xué)ぶところがあると考えている。

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この間、東寶映畫が2006年度に製作した「日本沈沒」をネットで鑑賞した。プレートの大規(guī)模な異常変動により日本列島が海中に沈沒する危険に曬され、各地で大地震が次々と発生し、日本中がパニック狀態(tài)に陥るなどという內(nèi)容だ。壯絶な映像にも魅了されたが、私が深く考えさせられたのは日本人が抱いている強い危機意識だ。

仮に「中國沈沒」とか「○○年、中國が滅びる!」とかいう映畫に対して、大方の中國人は「とんでもない話だぞ」とか「絶対ありえないよねえ」と反発するに違いない。日本語には「遠慮なければ近憂あり」ということわざがある。現(xiàn)実的に日本列島が沈沒する可能性があるのかをネットで調(diào)べてみたところ、日本列島は沈沒するどころか、むしろ大陸プレートと太平洋プレートの衝突により少しずつ隆起しているのだ。ではなぜ日本で大変人気を博したのか。危機などを早急に検討し、萬全の対策ができるようにという日本人の危機意識にぴったり合っているのではないか。

うちの學(xué)院にも日本人教師が2人いる。私は日本人教師の世話係を擔當しているので、たまに學(xué)校側(cè)と日本人教師の板挾みになってしまうこともある。だが、こういう體験があるからこそ、日本人の考え方と中國人の考え方の相違點をよく理解できる。別に日本と中國の國柄の良し悪しということでもないが、日本人に學(xué)ぶべきところもあると思っている。「三人行けば必ず我が師あり」と2000年前に孔子がすでに「論語」にて諭してくれているように。

契約のことを例に紹介したいと思う?!负丹蟆ⅳ长长螚l項はちょっと紛らわしいから、やっぱりはっきりするようにお願いしたい」と日本人教師に指摘されたことがある。その教師は「仮の話だね。もしそういう事態(tài)に至ったら、トラブルが起こるかもしれない。それに私の後で赴任してくる日本人教師の利益にも関わっているから」と説明してくれたのだ?!袱饯韦挨椁い扦いぁ工趣い激àい堡胜い趣いΔ长趣蚪踏à皮欷?。

「車到山前必有路(山の前まで行けば必ず道はある。なるようになる)」という言葉は多くの中國人に好まれている。だが、山の前に來たら本當に道があるのか?こういう呑気な発想は大方の日本人には通じないと思う。日本列島を沈沒の窮地から救ってくれた救世主は、強い危機意識を持っている田所博士だった。學(xué)者と閣僚の懇談會での警告が他の専門家に一笑に付されたにもかかわらず、命を懸けて実地調(diào)査に乗り出して綿密な計畫を練りだした。

また契約のことに変わる。うちの場合は1年ごとに外國人教師と契約することになっている。日本人教師は來年度のことに対応できるように、たいてい契約期限の4カ月前に私を通じて學(xué)校側(cè)の意向を探っている。もし継続契約できない場合、速やかに帰國かあるいは別の大學(xué)を探すことになるからだ。要するに、「山の前に來たら必ず道がある」のではなくて、「山の前に道があるかどうかを事前に調(diào)べている」ということだ。

國民の性格はその國を取り巻く地理的環(huán)境とか、歴史的、社會的要因などに深く関わっている。だが、急速にグローバル化している現(xiàn)在、他國の長所を積極的に取り入れることも極めて大事になっている。(編集/北田

※本文は、第六回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「メイドインジャパンと中國人の生活」(段躍中編、日本僑報社、2010年)より、胡新祥さん(河南省許昌學(xué)院)の作品「日本からのプレゼント」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

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