エネルギッシュな中國人観光客、中國が日本の最大観光客源國に―中國メディア

Record China    2016年4月24日(日) 15時30分

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20日、中國が日本の最大観光客源國になっている。

2016年4月20日、中國新聞社によると、中國社會科學院財経戦略研究院と中國社會科學院観光研究センター、社會科學文獻出版社は18日、「2015?2016年中國の観光発展についての分析と予測」(通稱「観光緑書」)発表會を北京で行った。

「観光緑書」によると、2015年中國の國內旅行者數は延べ40億人近くで、関連消費は3兆6000億元(約60兆6000億円)に達し、海外旅行者數は延べ1億2000萬人に上った。莫大な観光ニーズは中國経済の重要な支えとなりつつあり、中國人の海外旅行は世界各國の注目も集めている。

日本政府観光局の統(tǒng)計によると、2015年の訪日中國人観光客は前年同期比107%増の延べ499萬人となり、中國が日本の最大観光客源國となった。韓國文化観光部のデータでは、2015年に韓國を訪れた中國人観光客は延べ611萬人であり、韓國の海外観光客の4割を占めている。2015年に米國を訪れた中國観光客は前年同期比16%増、オーストラリアを訪れた中國人観光客は延べ100萬人となり、オーストラリア観光當局が定めた10年計畫をたった5年で実現した。

注目に値するのは、この報告書が訪中外國人観光客の現狀についても詳しく分析している點だ。報告書によると、世界の観光市場は回復傾向にあるにもかかわらず、中國の観光市場は低迷したままだ。2012年以降、インバウンド観光客の數は下降し続け、低下幅はそれぞれ2.5%(2013年)、2.2%(2014年)、0.45%(2015年)となっている。

この現狀を打破するため、中國関係當局は近年インバウンド観光の利便化政策の実施を推し進め、外國人への72時間以內のトランジットビザ免除措置を最適化させていくほか、さらに一部の國を対象とした団體ツアーのビザ免除の検討、クルーズ客船の入國手続きの最適化を進めている。2015年、アモイ、武漢、天津、ハルピン、南京、青島、長沙など7都市で外國人の72時間以內のトランジットビザ免除措置の実施を開始し、當措置を実施する都市は計18都市となった。広東省はさらに「144時間ノービザ政策」管理システムの構築を進めている。中國國家観光局データセンターのデータによると、2015年の中國インバウンド観光客數は11カ月間連続で増加している。

「観光緑書」によると、2015年11月までの中國のインバウンド観光客數は同4.4%増の延べ1億2200萬人達した。うち、香港の観光客數は4.1%増、マカオの観光客數は12.0%増、臺灣の観光客數は4.1%増となり、外國からの観光客數は0.5%低下した。中國を訪れた外國人観光客數は、韓國が1位、日本が2位、米國が3位となった。2015年通年のインバウンド観光客數は前年同期比4%増だった。(提供/人民網日本語版?翻訳/JZ?編集/武藤)

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